尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が戒厳令を発令した背景には、妻の金建希(キム・ゴンヒ)夫人を守る意図があったと見られています。夫人は過去の経歴詐称が発覚しているほか、インサイダー取引や収賄疑惑で捜査対象となっています。このような状況の中、尹大統領は金夫人を守るために戒厳令を発令し、軍政への移行を図る以外に選択肢がなかったとが指摘されています。
金夫人はこれまで、株価操作や高級ブランドバッグの不法受領などの疑惑が取り沙汰されてきました。さらに、2022年の補欠選挙で与党公認候補選びへの不当介入疑惑も浮上しています。
金夫人に関する最初の疑惑は、2022年3月の韓国大統領選挙直前から浮上していました。その後も疑惑は続き、尹政権にとってアキレス腱となり続けていました。
盗撮の罠に落ちた「美しすぎるファーストレディ」、尹錫悦政権の最大リスクに
大統領夫人をターゲットにした野党の攻勢が一気に加速する可能性#韓国 #尹錫悦 #美しすぎるファーストレディ #JBpresshttps://t.co/muDdCxpqVy— JBpress(ジェイビープレス) (@JBpress) December 20, 2023
尹大統領は突然の戒厳令発令で国内外に混乱を招きましたが、その背景には与野党対立だけではありませんでした。金夫人は資産家として知られる一方、「ディオールのバッグ」受領疑惑や株価操作、補欠選挙での不正関与疑惑など、多くの問題が取り沙汰されていました。
ユン大統領の妻であるキム・ゴンヒがディオールのバッグを受け取ったことが収賄にあたるとして批判が起きているとのこと。送り主は南北和解を進めようとする韓国系米国人牧師で、対北強硬派の大統領を説得することが目的だったとのこと。国会議員選挙前のスキャンダル。https://t.co/wcljxJkxpG
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) January 27, 2024
尹大統領は「反文在寅政権」の象徴として担がれただけで、その能力に欠けていたと言われています。そのうえ、金夫人を巡る疑惑がイメージ悪化を招き、尹大統領はこれに関する「特別検事制度」実施の法案を3度拒否してきました。それでも12月10日に国会で再議決されれば、拒否権は使えなくなる見通しでした。
韓国の尹錫悦大統領が3日夜、突如として「非常戒厳」を宣言した。戒厳令が出たのは、韓国で「粛軍クーデター」によって政権を握った全斗煥大統領時代以来、およそ四半世紀ぶりだ。
→尹錫悦大統領の戒厳令、妻を守るための権力の私物化だったのか
#韓国 https://t.co/Scqp9noIuW— Forbes JAPAN (@forbesjapan) December 4, 2024
2024年11月7日、尹大統領は記者会見を開き、「全て私の不注意であり国民に申し訳ない」と謝罪しましたが、不正疑惑については「不適切なことはしていない」と否定しました。140分に及ぶ会見では、夫婦間の出来事についても語られました。
支持率19%の韓国大統領、夫人の相次ぐスキャンダルに「心からおわび」…与党候補の公認に不当介入疑惑も浮上https://t.co/TJi2Wm4T4X#尹錫悦 #金建希
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) November 7, 2024
このため、尹大統領が戒厳令を発令した背景には、金夫人を守る意図があったとの見方もあります。
这次甚至都不能说是“政变”
简直就是闹剧
尹总统的施政能力先不谈
他老婆金建希习惯性地利用第一夫人身份之便进行各种吃拿卡要,弊案缠身
野党自然是利用这个机会穷追猛打,搞到最后连与党都不想帮尹总统了
戒严令完全是黔驴技穷的最后一个昏招迫真属于是“为了心爱的女人愿与全世界为敌”
蛮浪漫的… pic.twitter.com/4IiPGg5VAc
— 習 献平(商業版) (@xijinpingdiguo) December 4, 2024
今回は「クーデター」とも呼べない。
尹大統領の統治能力は単なる茶番であり、妻の金健熙氏が常習的に大統領夫人としての地位を利用してさまざまな収賄事件を行っていることについては話さないようにしよう。汚職事件だらけの野党は当然これを利用する。最後まで追い求めて激しく戦う機会を、党も党も尹大統領を助けたくない。
その金夫人ですが、9万人を超えるファンクラブが存在するほどの人気ぶりでした。
「ファンクラブ会員9万人」
韓国・金建希大統領夫人の「整形告白」「経歴詐称謝罪」《美しすぎるファーストレディの素顔》
自身の「美容整形」については、過去にあっさりと認める発言をしている。#NEWSポストセブン https://t.co/l3hYpkpSjn
— NEWSポストセブン (@news_postseven) May 22, 2023
この事件により、日韓関係はもとより両国を取り巻く国際関係もますます五里霧中となりました。
しかし、これで対米従属・中国デカップリング路線だった岸田さんとユンさんが、両方とも倒れたな。
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) December 4, 2024