パリオリンピック開会式で、セリーヌ・ディオン、レディ・ガガ、アヤ・ナカムラ、アクセル・サン=シレルがまとっていた衣装を観に、「ギャルリー・ディオール(ギャラリー・ディオール)」へ。
通常展示を通って(通常とはいっても、衣装どんどん変わっていくので、何度来ても飽きずにワクワク)、後半エリアにお目当てが飾られてる。
さあ、お目当てを眺めよう。
まずはレディ・ガガ、黒とピンクの衣装のオリジナルは、もちろんジジ・ジャンメール。ジジの衣装は、すでにディオールを離れ独立していたサン=ローランが作ってる。
羽一本一本の存在感と質感、それを重ね合わせた浮遊感、すごい。レディ・ガガが踊っているところ、もう一度観たい。
続いて、グラン・パレの屋根で”ラ・マルセイエーズ”を歌った、アクセル・サン=シレルのドレス。トリコロールをデザインした女神風の衣装に国旗、イメージはまさに”マリアンヌ”だったね。薄い生地の質感がとても綺麗。
横には、コーラスが身につけていた、3色の衣装。
最後は、レディ・ダイアナの衣装の両脇に、セリーヌ・ディオンとアヤ・ナカムラ(同じコーナーに閉会式に登場した歌手のドレスもあった)。
世界中が泣いただろう、セリーヌ・ディオンの衣装の煌めきが眩い。裾の滑らかなシルエットもとても美しく、神々しい。スーパースター、一度だけ遭遇したことある。オペラ座バレエでリック・オウエンが衣装つくった作品を観に来てて、帰る時、全身リック・オウエンに身を包んだ歌姫と、正面階段で偶然遭遇した。すごいオーラだったけど、出待ちしていたファンの高揚に圧倒された。
(※ 2017年6月、オペラ座でセリーヌ・ディオンと遭遇した時の写真はこちらです)
アヤ・ナカムラの衣装は、レディ・ガガ同様、羽の使い方が印象的。ブーツもかわいい。
ディオール&マリア・グラツィア・キウリ、そしてLVMHが生み出した、圧巻のコスチューム。オリンピック史に残る開会式を盛り上げる大切なファクターだったでしょうね。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年10月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。