2022年に女子大学生に性的暴行を加えたとして起訴され、1審で実刑判決を受けた滋賀医科大学の男子学生2人に対し、大阪高等裁判所は逆転無罪の判決を言い渡しました。
滋賀医科大生2人に逆転無罪…1審は女子学生に性的暴行と実刑判決 #逆転無罪: 読売新聞オンライン https://t.co/MBtiQX9JcV
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) December 18, 2024
この事件では、27歳と29歳の元男子学生が、別の元学生と共に知人の女子大学生に暴行を加えたとして起訴されていました。1審の大津地方裁判所は、女子学生の証言を信用し、27歳の被告に懲役5年、29歳の被告に懲役2年6か月の実刑判決を下していました。しかし、2人は無罪を主張し控訴していました。
医大生による性的暴行容疑の高裁無罪判決。
なお、一審では、
・動画には、被害者が「嫌だ」「苦しい」「やめてください」と訴える音声や行動が記録されており、同意がなかったことを示している。…— 岡野タケシ弁護士【アトム法律グループ】 (@takeshibengo) December 19, 2024
大阪高裁の飯島健太郎裁判長は、18日の判決で「女子大学生が被害を申告した主な目的は、当時の様子を撮影した動画の拡散防止だった」と指摘しています。また「動画の内容から暴行や脅迫があったとは認められず、同意があった疑いを払拭できない」として、1審判決を覆し無罪を言い渡しました。
強姦で有罪判決を喰らい退学処分の男子学生、和姦の可能性が高まり逆転無罪判決
▼滋賀医科大の男子学生2人
・別大学のJDに性的暴行&撮影した罪で起訴
・一審では女性裁判長がJD側の証言を全面的に信用し男子学生らに懲役2.5~5年の実刑判決
・二審では男性裁判長が… pic.twitter.com/FFwWFZjrh3— 滝沢ガレソ (@tkzwgrs) December 19, 2024
また、女子大学生の供述に不自然な点があると指摘し、1審が証言を十分に検討せず信用したことを不合理としました。
滋賀医科大の学生2人が性的な暴行を行った罪で起訴され、逆転無罪になった件。
一晩かけてさまざまな情報を集めました。ーー
・犯人は強姦そのものをしていない。が、犯人の周りで強姦の撮影を担当しヤジを飛ばした
・被害者は「嫌だ」「痛い」など明確な拒絶の言葉を何度も残した…— トイアンナ (@10anj10) December 21, 2024
この判決に憤りを隠さない人もかなり多いです。
日本の司法は落ちた!!
【速報】性的暴行の罪に問われた医大生2人に逆転無罪判決「女子大学生の同意あった疑いが払拭できず」滋賀 大阪高裁 https://t.co/njzOpGfHNY
— 田舎暮しの唱悦 (@shoetsusato) December 21, 2024
一方で、仮に無罪となっても退学処分が取り消しにならないと思われます。
2022年3月にあった滋賀医科大の医学部の性的暴行事件、2審では2人の医学生に対して逆転無罪判決出たらしいんだけど、2審で逆転無罪でも医学部の退学処分が取り消しにならないだろうし、この2人の医大生の人生はどうなっていくの? pic.twitter.com/SR3n4K61vs
— 医クラちゃん (@isha_T_T_) December 18, 2024
もうすでに退学処分になっているが、こういう性犯罪は推定有罪、疑わしきはとりあえず処分が基本原則だから、仕方ないですね。民主主義ですから。>【逆転無罪】「同意あった疑い払拭できない」滋賀医科大の男子学生2人「性的暴行」の罪に問われた裁判 https://t.co/sWck1cTOht
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) December 18, 2024
弁護側は「1審判決は不当であり、高裁での判断が正当な評価だった」とコメントしています。