トランプ氏、パナマ運河の「返還」を求める？：グリーンランドの領有も主張

トランプ次期大統領は保守派が集うイベントでパナマが管理権を持つパナマ運河を「返還」してもらう可能性に言及しました。

パナマ運河は長らく米国が管理していましたが、1999年にパナマへ完全に返還されました。

ドナルド・トランプ： パナマ運河は米国からパナマに与えられたものです。この寛大な寄付の原則が守られないのであれば、私たちはパナマ運河を全額、そして何の疑問もなく返還するよう要求します。

このトランプ氏の発言に対してパナマ大統領は抗議の声明を出しましたが、それではトランプ氏を抑えられなさそうです。

ホセ・ラウル・ムリノ・パナマ大統領は、パナマ運河の管理権を掌握するというトランプの脅しに反論：

「パナマ運河とその周辺地域のすべての面積はパナマのものであり、今後もそうあり続ける。

それはどうかな！

パナマ運河は1976年に締結された条約をもって米国からパナマへ返還されました。その条約の採決をめぐり当時の共和党は激しく反発していました。

トランプ（とレーガン）はパナマ運河の正体を明かしている。我々が建設し、我々が費用を支払ったのだ。我々のものだ！

新パナマ運河条約が締結された時に米国大統領を務めていたカーター氏は未だに存命です。

御年100歳です。

私はただ、ジミー・カーターがトランプがパナマ運河を取り戻すのを見るまで生き続けてくれることを願うだけだ。

トランプ氏は大統領選で勝利してからグリーンランドとカナダを併合する必要性を主張しています。

トランプ次期大統領はグリーンランドの購入を呼び掛けている。

「国家の安全と自由のために、米国はグリーンランドの所有権は必要不可欠だと考えている。」