韓国検察が尹大統領を内乱罪で起訴：現職大統領の起訴は韓国史上初

韓国の検察は、尹錫悦（ユンソンニョル）大統領を内乱罪で起訴しました。現職の大統領が起訴されるのは韓国史上初めてとなります。

尹大統領が非常戒厳を宣言したことを受け、捜査機関が身柄を拘束し逮捕しましたが、尹大統領は容疑の大半を否認していました。

検察はソウル中央地方裁判所に拘束延長を2度申請しましたが、いずれも裁判所に認められず、拘束期限が迫る中で、前倒しで起訴に踏み切りました。

これにより、尹大統領は最長6か月間拘束され、弾劾の可否を判断する憲法裁判所の裁判と並行して刑事裁判が行われる見通しです。

弾劾反対の大規模なデモも起きているようです。

検察が十分な捜査を行えないまま起訴に踏み切ったことから、公判の維持が困難になる可能性も指摘されています。一方、大統領側は勾留期限切れを主張し、即時釈放を求めています。