ホテルに嫌われる5つのマナー違反

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黒坂岳央です。

最近はほぼ毎月のように旅行や出張に出かけ、そのたびにホテルにお世話になっている。自分は以前に比べてホテルの利用には慣れたつもりだが、それでも「部屋を出る前はベッドのシーツをきれいにした方がいい?」と細かいマナーに迷ってしまうことがある。

そんなホテルマナーについて興味を引くTikTok動画があった。大阪のHotel B Suitesのアカウントで「ホテルスタッフが思う実はやってほしくないこと5選」という動画だ。

@b_suites.official

良い子はマネしないでね #hotelbsuites #なんばホテル #大阪ホテル

♬ オリジナル楽曲 – HOTEL B Suites/ホテルビースイーツ – HOTEL B Suites/ホテルビースイーツ

やらない方が良いこと5選

1つ目はテレビをつけっぱなしにしてチェックアウトだ。

筆者はホテル側が無駄な電気代がかかるのが気になり、部屋に入るとすぐ消すようにしている。だが、ホテルによっては部屋のカードキーを差し込むと、テレビが勝手についてしまい、バタバタしてそのままチェックアウトしたこともあったかもしれない。今後、これは気を付けたい。

2つ目は浴槽で髪の毛を染める。

これまで何度も「浴槽で髪の毛を染めないで」という注意書きを見てきたので、「そんな迷惑なことする人いるのか」と驚いてしまった。しかし、注意書きがあり、動画でも取り上げられているということはする人がいるのだろう。理由としては清掃に時間がかかるからだそうだ。

3つ目は物を壊して放置(無申告)。

そもそも、備品を壊してしまうことが理解不可能だが、もしかしたら小さな子供を連れて行くと部屋で走って壊す可能性はある(大人が壊すケースはちょっと想像したくない…)。壊してしまった場合は申告してほしいとのこと。次の利用者がその部屋を使うことを考えると当たり前の話だ。

4つ目はベッドの上で食事だ。

部屋で食事をするのはルームサービスくらいと思いきや、人によってはビジネスホテルなどでは夜遅くチェックインをしてコンビニ食などもあるのだろう。ベッドが汚れると大変な迷惑になってしまうのだ。

5つ目は備品の持ち帰りだ。

窃盗という犯罪行為なわけだが、ヘアドライヤーなどを持ち帰る人が一定数いるようである。筆者の親族にリゾートホテルで働いている人がいるが、「たまに持ち帰る人がいる」といっていた。チェックインの際には名前も住所も申告するのに、よく堂々と犯罪行為をするなと驚いてしまう。

ホテルは「知り合いの家」

筆者はホテルをよく使う人間だと書いたが、使用する時は「知り合いの家に泊まらせてもらっている」くらいに考えて、なるべくきれいに迷惑をかけないように心がけている。

ホテルには住所も名前も申告しており、チェックインで顔を合わせている。またその次にも同じホテルを使う機会があるかもしれない。

実際、沖縄で宿泊したホテルでは一年ぶりにいった際に「おかえりなさい」と書かれた札を持ったイルカのぬいぐるみが部屋で出迎えてくれた(子供が大変喜んだ)。

また、朝食バイキング会場に利用客以外の人間が紛れ込み、逮捕される事件もあり、ホテル側は思っている以上に利用客をしっかり見ている。

それを考えると、「このお客さんは前回、ひどい使い方をした」とホテルに要注意人物として記録されるような無様な使い方はとてもできない。

「お金を払っているのだから」と好き勝手振る舞うのはあまり気持ちの良い話ではない。お客様は神様という言葉があるが、マナーを逸脱する人は同じ神でも疫病神なのだ。

 

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ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。