石平さんが維新から立候補で「帰化一世」国会議員の議論がヒートアップ

評論家の石平氏は12日、産経新聞の取材で、今夏の参院選に日本維新の会から全国比例で出馬する意向を表明しました。すでに維新から内定を得ており、「吉村代表の国家観や国防観、対中認識に共鳴した」と説明しています。

石平氏が吉村氏を意識したのは2018年、大阪市長だった吉村氏がサンフランシスコ市の慰安婦像市有化に抗議し、姉妹都市提携を解消したことがきっかけで、その後、番組共演などを通じて親交を深め、昨年12月の吉村氏の維新代表就任を機に出馬を決意したとのことです。

出馬宣言をする石平氏 同氏動画チャンネルより

維新の会から出馬することに違和感を感じる人も多いようです。

元中国籍の政治家が急増し、日本の政治が影響を受ける可能性があるとの懸念する人たちもいます。

当然、石平氏はこういった指摘に反論しています。

帰化した人が立候補すること自体には何の問題もありません。「石平氏の立候補を認めると他の帰化人の立候補も認めざるを得なくなる(ので禁止すべき)」という意見に対し、帰化すれば日本人なので問題ないという反論も少なくありません。

しかし、石平氏は過去に「帰化人、一世は選挙に出ない方がいい。私は26まで中国で育ったから。私の息子がでるなら止めませんよ。彼は完全に日本人だから」という自身の発言について触れなければ、その信頼性に疑義が生じてしまいます。

中国籍から帰化した石平氏の対中認識は一般的な日本人より厳しいものを持っているようです。

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石平氏は、吉村氏について「中国を脅威と認識し、国防強化や改憲を主張する点で政策が一致している」と述べましたが、吉村氏の「国家観」と石平氏のそれは全くちがうようです。この点も説明が必要だと思われます。