京都には敢えて別荘を買おうと思わない理由

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京都にやってきました。最近は年に5回から6回くらいのペースで来ています。

京都の楽しみは食です。行きつけのお店が5店ほどあり、毎回来るたびに次回の予約をしていくのが定番になっています。

その結果、京都には年間で30泊くらいはしていると思います。京都のホテルは最近宿泊料が高騰しており、気にいって泊まっているホテル・ザ・ミツイ京都は一泊15万円を超えました。30泊なら450万円です。

ここまで頻繁に行くのなら、ホテル代を毎回払うより別荘としてマンションを購入しても良いのではないかという気もしてきます。

しかし、色々考えた結果、京都に不動産を買うのは今のところやめておこうと思っています。

その理由の1つは、ホテルの利便性です。

自分の物件を購入して毎回利用すれば確かに経済的かもしれません。でも、メンテンナンスは毎回自分でやらなければいけません。数ヵ月の1回の利用で毎回部屋の手入れをして快適に過ごすのはそれなりに労力が必要です。

ホテルの宿泊はすべてがセットアップされていて、手間がかかりません。

また、自分の物件を購入するとしたら利便性の良い場所に買えるかどうかわかりません。京都の不動産価格も高騰しており、気にいった物件を購入しようとすると恐らく1億円近くかかるのではないかと思います。

そして何よりマリオットボンヴォイカードの威力で、ポイント宿泊できるのが最大の理由です。ホテル・ザ・ミツイ京都もその対象に含まれます。

今回も宿泊料金はマリオットボンヴォイですべて無料。さらに朝食の無料サービスまで付いてくるので、ホテルの宿泊に関しては一切費用がかかりません。アーリーチェックインやレイトチェックアウトもリクエストできて、サービスは完璧です。

マリオットボンヴォイのポイントが使える限りは、京都だけではなく全国のホテルをポイント利用しようと思います。ポイントが使えなくなってしまったら、その時に不動産の購入を考えても遅くないと思います。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年2月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。