2024年3月の中古マンション平均希望売り出し価格は、東京23区で70㎡あたり9501万円と、前月より4.0%上がり、過去最高を更新しました。都心6区(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷)では1億5612万円に達し、前年同月比で35.7%も上昇しています。文京区でも平均価格が1億円を超え、「億ション」が当たり前の状況になっています。
バブル崩壊バブル崩壊♪
東京23区の中古マンション、1年で3割高 文京区も億ションに – 日本経済新聞 https://t.co/xqUVohxMrt
— 長嶋 修 インテリジェンスディコーダー(情報を解き明かす者)/不動産コンサルタント (@nagashimaosamu) April 23, 2025
価格上昇の背景には、国内外の富裕層による投資マネーの流入、新築価格の高騰を受けて築浅中古物件への需要が増えていることなどがあります。新築マンションの価格はこの5年で約5割上がり、中古も6割以上上がっています。
首都圏全体(東京都・神奈川・埼玉・千葉)では、東京都の価格強含みや取引件数の増加が影響して、平均価格は5408万円となり、8カ月連続で上昇しました。
本日、2025年3月度の中古マンション価格を公表。首都圏は東京都の強含みや事例シェア拡大などが影響して前月比+3.6%の5,408万円と8ヵ月連続の上昇。近畿圏は大阪エリアが牽引して小幅ながら引き続き上昇、中部圏は4ヵ月連続プラスで前年同月比の上昇率は2%台まで拡大。https://t.co/q0nNemOcX5 pic.twitter.com/ixkZWXpHOE
— 東京カンテイ 市場調査部 (@tokyo_kantei) April 23, 2025
一方、城北・城東エリアなど実需層が中心の地域では、価格が高すぎて買い控えの動きが出てきており、練馬区や江戸川区などでは前月比マイナスとなっているとのことです。

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いま住宅を初めて買う人にとって、状況は非常に厳しいです。23区内で新築マンションを買うには、年収1000万円以上が最低ラインで、都心部では2000万円以上が必要とされています。中古物件まで視野を広げれば、年収750万円あれば手が届く場所もあります。
世帯年収で買える東京の中古マンションが話題です
では具体的に今どのマンションが買えるのか僕なりに調べてみた
前提条件は
・頭金無し
・変動金利0.9%
・返済比率25〜30%
・ファミリー向け70㎡前後※つまり日経新聞の記事にある試算前提とは異なり自ずと結果も異なる点にはご注意! pic.twitter.com/vNFhjhumbp
— おかぴ (@okapi_poke) April 10, 2025
こうした不動産価格の高騰は、家を買ったかどうかで資産格差がついた10年の帰結だったとも言えます。
この10年ぐらいの日本社会を見ていると、大学の格とかどこに勤めているかとかほとんど関係なくて、単に住宅ローンで家を買った人が金持ちになった。それで独身なのに住宅ローンで家を買う人なんかほとんどいなくて、結婚して子供ができて何も考えずそういうもんだと家を買った人が金持ちになった。
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) April 24, 2025
その一方で、金利上昇の影響も出始めており、無理なローンを組んだ人が支払いに行き詰まり、競売物件が15年ぶりに増加しています。今まで買えなかった人にとっては、中古市場にチャンスが出てくるかもしれません。
【悲報】金利上昇で、競売物件15年ぶりに増加
ついに金利上昇で無理なローンを組んだ人たちの破綻の連差がはじまりそう。いままでマンション買えなかった人は、やっと中古でマンション買えるかも。 pic.twitter.com/9zFKvcbJPO
— お侍さん (@ZanEngineer) April 22, 2025
特に東京では子育て世帯の生活コストが非常に高く、世帯年収2000万円でも「全然足りない」という声も珍しくありません。
底辺層から「年収1200万はベンツ乗ってタワマン住んで毎週外食寿司食ってるんだろ?」と言われますが、底辺と老人に仕送りする税と社会保障が高すぎ&東京の不動産高すぎなので、年収2000万あっても車は持ってないし、築30年超のボロマンション住まいだし、寿司なんて長らく食べていません。
— ゆな先生 (@JapanTank) January 10, 2025
東京の子持ち世帯はとにかく生活レベルが狂ってので世帯年収2000万あっても足りない!みたいになってるけど、大阪の子持ち世帯の世帯年収で一番多いのは500-599万円なんだよな。東京の子持ち世帯、一体何にそんな金使ってるの?毎日ロイホとか通ってる? pic.twitter.com/Tfuw0DeRtf
— ポンデべッキオ (@pondebekkio) April 22, 2025
その背景には、重い税負担と社会保障負担、不動産価格の高騰があり、年収の高い層でも豊かさを実感できない現実がありますが、一方で、身の丈に合った支出計画が立てられなくなっているのかもしれません。
しかし、中学受験は厳しい戦いである。少なくとも300万円の塾代をつっこみ、親子ともども多大な時間を費やす。そして、「勝った」といえるのは、おおむね参加者の2割程度だ。金、時間、子供の自信。すべてを失うリスクを背負って参加するゲームだ。https://t.co/BeCrWTBbJU
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) June 20, 2017






