自民党の「日本が誇る医療用外用貼付剤の推進に関する議員連盟」(衛藤晟一会長)は24日、局所性経皮吸収型鎮痛剤の保険給付の維持を求める提言を大筋で取りまとめ、5月にも福岡資麿厚生労働相に提出する方針を示しました。現役世代の負担を考えないこの提言に対し批判が殺到しています。
政府に対しては、世界的に競争力のある外用貼付剤の健全な発展と海外展開を推進するよう求めていく考えとのことですが、現状では、湿布の保険給付を維持するために現役世代が多大な負担を強いられているとの批判が大きくなっています。
日本が誇るときたもんだ。
貼付型鎮痛剤の保険給付維持を 自民議連が提言、大筋でまとまる https://t.co/mDERsrjB8o
— 大脇幸志郎 (@0waki) April 25, 2025

自民党の「日本が誇る医療用外用貼付剤の推進に関する議員連盟」の衛藤晟一会長 同会長HPより
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週5日働くうちの1日は湿布のために働かされているとの指摘もあり、湿布議連の背後には薬局や薬剤師関連団体からの多額の献金が存在することが問題視されています。
我々は、湿布のために働かされる奴隷である。週五日働けばその内1日は湿布のために働いている。 https://t.co/EVoqdqDAAm pic.twitter.com/GcKZ5ODqDl
— 夏樹蒼依 (@natsuki_aoi123) April 26, 2025
このような構造により、改革が進まず、社会保険料の重い負担が現役世代にのしかかっていると指摘されています。
厚労官僚の行動様式は、典型的な規制の虜。医師会の政治的圧力で、湿布薬の保険適用もはずせない。
彼らがOKしたのは、開業医に無関係な70歳未満の高額療養費制度だけ。わかりやすい、 https://t.co/GmqQo7CGNz— 池田信夫 (@ikedanob) March 7, 2025
また、健康保険料だけで給料の約10%が引かれる現状では、湿布代程度は自己負担すべきだとの声もあります。
健康保険だけで給料の10%ピンハネされる日本、湿布くらい自分で払うべき。
大企業社員、健康保険料率9.34%で過去最高に 賃上げ効果薄れるhttps://t.co/GMycSBoTUe
— 魏徴X (@GICHOGI) April 24, 2025
「日本が誇る医療用外用貼付剤の推進に関する議員連盟」メンバーへの批判は高まっています。
2023年の議連メンバーの写真は見つけた
湿布保険議連は全員落選https://t.co/BJ36HoDRri https://t.co/gbzS3VSKHX pic.twitter.com/dD4vECn7oK
— 減税宮沢@自民党減税調査会 会長 (@zafzafsel) April 25, 2025

田村憲久衆議院議員HPより
高齢者医療費の過剰支出も指摘され、限られた財源を虐待児童の保護やインフラ整備といった将来のために使うべきだとの意見が強まっています。
ぶっちゃけ、老人に無限湿布をばら撒く金があるなら、全ての虐待されている児童の保護施設を整備したり、今後、劣化が予想される水道や道路などインフラ整備に使った方が良いんだよね。
飲み残し薬の残薬だけで数千億円超え規模らしい。サラリーマンの給与は、地獄天引きで吹き飛んでいる。泣けるよ https://t.co/VKE2SQ0a8j pic.twitter.com/ohB1zQdREy
— 東徹 21世紀の精神科医 21st century psychiatrist (@21st_Psychiatry) February 16, 2025
さらに、湿布が保険適用外とされるのは「効かないから」ではなく、「市販薬(OTC)でも十分な効果が得られるから」であり、市販薬を活用すべきだと説明されています。
勘違いしている人少なくないみたいなんだけど、
湿布は「効かないから保険適用外にされる」んじゃなくて、「OTCでも効くから保険適用外にされる」って流れなんだよ。
「価値が無い」じゃなくて「OTCでもエエのんがある」
だから、整形外科に行く暇のない人はOTCを活用してください。… https://t.co/qwTHbBLFot— 整形外科開業医のつぶやき (@seikeikaigyoui) April 26, 2025
しかし市販薬より医師の処方薬が安いため医療費が増加しており、湿布薬も同様です。このため、医療保険費用の抑制策を検討すべきです。また、高齢者も他の世代と同様に医療費の自己負担を3割にし、市販薬より安い湿布薬をもらうためだけの通院には保険適用を認めるべきではありません。
市販薬を買うより、医師からもらう方が安いので、医療費が増加します。湿布薬なども同様です。こういったところから、医療保険費用抑制策を考えるべきと思います。 pic.twitter.com/FNsiKXx1ja
— 勝俣範之 (@Katsumata_Nori) March 4, 2025
高齢者は少なくとも他の世代と同様3割の自己負担はすべきだ。市販より安いといって湿布薬を貰うために通院するような場合は湿布薬に保険適用をすべきでない。消費税廃止を唱える政党も健康保険料の棒上げに異論を言わない。若い世代の犠牲をこれ以上増やしてはいけない。 https://t.co/WI5Pj9johs
— 馬場正博 (@realwavebaba) January 14, 2020
この問題を巡る過剰な議論や抵抗は、日本社会の根深い病理を象徴しているともいわれています。
日本の最大の無駄遣いは高齢者の医療費ですね
こんな赤字なのにそこだけは異様に使っている
こんなに病院に行く国は他に無いで、国会議員全員の報酬の3倍も湿布を貰っている高齢者。年間1500億円。捨てる薬は1000億円 pic.twitter.com/4kza4ILCaj
— 【永江の新垢】Web系コンサルタント兼マーケッターのGrok使い (@IssekiNagae) April 15, 2025