2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)が4月13日に開幕しました。開幕までにも万博に対する賛否両論ありましたが、開幕後も様々な問題が浮き彫りになっていました。
今回の万博は事前予約制を全面に打ち出し「並ばない万博」を標榜していましたが、実際は蓋を開けてみると「大行列」が出来て、それとは程遠いと報道されています。
また、4月13日には東ゲートにおいて携帯通信が繋がりにくい状態となり、入場チケットのQRコード表示に時間がかかるとの問題も起きていました(関西万博HP「東ゲートにおける携帯通信状況について」)。更には万博会場最寄り駅の夢洲駅(大阪メトロ)の入口が大混雑し、警官が人員整理に追われるとの報道もなされています。
要は筆者の関西万博のイメージは、メディア報道もあり、とにかく混む、大行列(待ち時間長し)、パビリオンには殆ど入れないというものでありました。
大阪関西万博HPより
万博には1度は行ってみたいと考えていた筆者ですが、東京から、1歳になったばかりの我が子を連れて「激混み」の万博に果たして行けるものなのか、不安がありました。入場チケットQRコードが表示されにくいとの問題が起きていましたので、念のためチケットを紙に印刷して持っていきました。また、スマホやWiFiを途中で充電できるようにモバイルバッテリーを購入しました。
そういった事前準備をしていよいよ5月中旬に新幹線で東京を出発し、新大阪駅へ。ホテルで一泊し、翌日9時前にはホテルを出て万博会場に向かいます。電車の入り口には段差がなくベビーカーもすんなり入ることができました。またベビーカーや車椅子を置くことができる車両も(これはあくまで私見ですが)、東京よりも少し多いのではないかと感じました。
万博会場に着いてみると、確かに凄い人が駅から会場に向かって進んでいます。が、行列が凄すぎてエレベーターで下に降りることができないとか、そういった事は全くなく、無事に東ゲート付近に辿り着きました。ゲート付近にも大勢の人々がいましたが、入場時間帯の10時過ぎ頃には荷物検査などを終え、会場内に入ることができたのです。入場前も入場後も電波が悪くスマホが閲覧できないといったこともありませんでした。
行列が凄いと思われたので、1つか2つのパビリオンに入れたら良いかと考えていたのですが、実際にはサウジアラビア・インドネシア・オーストラリア・アルジェリアなど多くの予約なしパビリオンに入ることができました。
サウジアラビア王国館 サウジアラビア王国インスタグラムより
入場までに15から20分ほど待つことはありましたが、1〜2時間待つということはありませんでした(待つことなく入場できたパビリオンもあります)。薄暗いパビリオンもあり、子供は泣いてしまうかなと思いましたが、泣くことなく興味深そうに館内を見ていました。スタッフさんとの交流もあり、そうした人と人との何気ない交流にも満足し、家族3人は万博会場をあとにすることができました。
大行列に並ばなかったというのは、筆者が万博を訪問した時期が良かっただけかもしれませんが、拙稿がこれから万博に行ってみたいという方の参考になれば嬉しいです。
(主要参考文献)
JTBパブリッシング旅行ガイドブック編集部『