支持率が急減している国民民主党の主張の一貫性のなさ

さて、ボロが出まくって支持率が急減している国民民主党ですが、玉木雄一郎代表がこんなポストをしていました。

玉木雄一郎(国民民主党)@tamakiyuichiro

政府・与党は、減反廃止と言いつつ供給抑制政策を続けてきました。5年経った備蓄米を主食用米ではなく飼料用米で放出する棚上備蓄も供給抑制策の一環。それが
・インフレによる消費者負担の限界
・高温障害による一等米比率の低下
・転作奨励
・高齢化による農業従事者の減少
等で限界を迎えています。

2010年2月23日衆議院予算委員会 赤松広隆農水大臣の答弁より

私が以前委員会で御答弁申し上げたのは、もともと民主党のマニフェストでは三百万トン、これは、含む国内産以外も、ということはMA米もということですが、この今決められている七十七万トン、これも含めて三百万トンぐらいが備蓄米としては適当なのではないかということをマニフェストでは書いてあるわけです。

私が前回申し上げたのは、むしろそうではなくて、今までずっと百万トンをベースにして、MA米は別にして、前政権まではやってこられた、そういう意味でいうと、百七十七なのか、あるいは三百なのかみたいな話になるんですけれども、今、民間で保有している分が事実上二百万トンぐらいありますから、そういう意味でいえば、私は、直接備蓄米として持つ分は百万トンぐらいで、プラスMA米が七十七万トンありますから、それぐらいでいいのではないかというのが現政権の考え方でございます、私自身の考え方でございますということを申し上げました。

それからあと、備蓄か回転かという話ですけれども、これについては、今までは回転で、三年ぐらいたったら一般市場にそれを回して、一般のお米と一緒に流通をさせるということだったんですけれども、過去、この数年を見てみると、米がだぶついていた。そのときに、これをまた市場に出したら米の価格の低落を招いてしまう、そういうことがあるから出すに出せないというようなことがあったり、かなりの数ですから、その数がどっと市場に出るということになれば、これはやはり価格に影響せざるを得ないので、むしろそうではなくて、私どもはもうこの回転方式をやめて、抱えて、そのままそれを食用米市場に回すのではなくて、ほかの加工米等に、あるいは飼料米等に回していく、価格に影響を与えないという考え方でこれからはいきたいというふうに申し上げたと思います。

民主党マニフェストは「各ターゲットそれぞれに票を金で買う」これを考えて列挙しただけのものでした。

米作農家からも票を集めようという考えがあったため、備蓄米を1年備蓄したら食用米市場に流して新たに備蓄する回転方式から備蓄米を食用米として市場に流さず5年粘らせたら飼料用米として流す事で食用米市場の価格が下がらないようにしますよ。

あと備蓄米は300万トン政府が直接買うようにしますよ。

という内容をマニフェストに掲げていました。

棚上げ方式を批判している玉木雄一郎ですが、そんな制度改正を行った時は与党民主党の一員でした。

そのことには一切触れず、自民党が棚上げ備蓄方式にしてきたかのようなそしてその棚上げ方式によって問題が悪化してきたかのような発言をするのは自分達にとって都合の悪い話は自民に責任転嫁をするいわゆる民主党仕草の一つでしょうが、やはり不誠実で卑怯な立ち回りを選ぶ人だなと再認識しました。

ちなみに玉木雄一郎は参議院選挙に向けた宣伝の一環なのでしょう。

こんなポストもしていました。

玉木雄一郎(国民民主党) @tamakiyuichiro

これは薬師寺みちよさんの言うとおり。

「自分の国は自分で守る」

ためにも、日本の国内創薬力を強化しなくてはなりません。

イノベーションを後押しする「創薬エコシステム」の構築のためにも、現在の薬価制度の見直しが不可欠です。

創薬力を強化するなどと言っても、反ワクの須藤元気を公認しています。

おまけに須藤元気はというと……。

このとおり結局は世界中で人命を救ってきたmRNAワクチンを否定し続けて結局は反ワクの姿勢は全く変わっていないのです。

そんなのを目玉候補の1人として公認することを決定している時点で玉木雄一郎の言葉は空虚なものにしかなっていないと思います。

所得を増やす。

このシンプルな主張を支持した人は少なくなかったはずです。

ですが連立与党に入って政策を実現させる事は否定しました。

結局、これが宮沢洋一らにナメられ維新の会と天秤に掛けられる原因になったと思います。

連合をバックにしている都合から、どうしても連合の思想である反日、壊国は絶対に党の根っこに残ります。

また、連立入りすれば連合系のいわゆる反日思想をなんとなく正しいと思って生きてきたオールドメディア依存層の票が逃げかねない。

そういう考えがどうしても先に立ってしまう事情があったのだろうとは思います。

ですが政策を実現しようとするのなら中に入って実際に作業を行わないと無理です。
調整作業を行い、枠組みと法律を作る作業になるわけですから。

そうしている間に高校無償化の不必要な拡大を条件に維新の会が石破内閣の予算案に賛成するということで割り込まれてしまい、103万の壁を178万に引き上げる話は頓挫してしまいました。

国民民主党執行部は自分達の支持が「岸破自民党に呆れた人達」「増税天国にうんざりした人達」によって相当底上げされていることをきちんと分析もせず、勢いに乗ってさらに拡大しようと参議院選挙向けにとんでもない候補者を公認内定させ発表しました。

反ワク、反原発、宇宙人と交信しちゃうスピリチュアル全開な人。

夫婦別姓、女系天皇実現、あと公金チューチュースキームを新たに構築する事を政治目的にしている人。

前者は選挙への影響を考えてペラ紙一枚で転向したかのように見せかけて、幹事長も反ワク等から考え方が変わって反ワクではなくなったかのように説明して批判を抑えようとしました。

ですが

【国民民主党「須藤元気さんは反ワクチンではない」のウソ 「打てば打つほど感染する」投稿や、反対集会で「友人がワクチンで亡くなった」と涙声で熱弁の過去】(2025/5/17 集英社オンライン)

また最近の動画でも

(2025年5月27日に公開されたJapan in-depthのインタビュー動画)

副反応リスク、治験の終わっていないmRNA ワクチンに対して慎重にするべきで無いかと言う立場

ちなみに全てのワクチンについて反対って言った事は無いですし
ちなみに反対って言葉は使った事が無いです

などとデマによる見苦しい言い訳をしたり、

司会者が「反ワク陰謀論にはまっている人達を説得する側に回ったらどうか?」と提案すると意味不明な回答をしてはぐらかして答えないようにするなどしていました。

結局、反ワクチンという己の地金の部分は変えずに選挙向けに誤魔化しているだけというのがブログ主の印象です。

須藤元気氏は立民時代も党と覚書を交わしておきながら自身の陰謀論を優先するためにあっさり離党した過去があります。

ですので須藤元気氏については「信用出来ないことだけは信用出来る人」というのがブログ主の評価です。

玉木雄一郎代表は薬師寺道代氏を取り上げて創薬を強化するだのなんだの言っていますが、それなら須藤元気氏を公認決定をしたことも、須藤元気氏本人が相変わらず反ワクデマをばらまいているのを放置している事を考えれば、これほど説得力の無いものはなかなか見られないと思います。

知名度で票を集められると考えてこんな方を候補者に持ってくる時点で国民民主党の主張は一貫性がないと判断されて支持率が下がるのはある意味当然だろうなとは思います。

玉木雄一郎・国民民主党代表 国民民主党HPより


編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2025年6月4日のエントリーより転載させていただきました。