イスラエル、公言通りグレタさんらが乗る支援船のガザ入りを阻止

イスラエルは9日未明、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんら12人を乗せた支援船を地中海上で捕縛しました。

この船は、ガザ地区に支援物資を届ける目的でイタリアから出港したもので、親パレスチナ団体「自由の船隊連合」が運航していました。

「セルフィ​​ーヨット」は無事イスラエルの海岸へ向かっている。乗客は無事で、サンドイッチと水が提供され、母国へ帰国する予定だ。(中略)ガザ地区に援助を届ける方法はいくつかある。挑発行為や自撮り写真に頼る必要はない。

イスラエル側は、船に積まれていた支援物資は正規の人道支援ルートを通じて届けるとし、海上封鎖は国家の安全を守るために必要だと説明しています。

イスラエルのカッツ国防相は、乗員にハマスによるテロの映像を見せるよう指示し、彼らが支援しようとする相手がどのような存在か理解させる意図を示しました。

イスラエルのカッツ大臣は、一夜にして誘拐されたマドリーンの援助活動家12名に対し、ベン・グリオン空港まで同行する前に、10月7日の出来事のビデオをイスラエル国防軍に見せるよう指示した。

グレタさんらと一緒にガザを目指していたマドレーン号には、シリアのパレスチナ難民キャンプで生まれたパレスチナ系フランス人のリマ・ハッサン欧州議会議員も乗っていました。

「私は死を恐れていない。ましてやイスラエルは。もし彼らが私を殺したいなら、そうさせておけばいい。私は自分の役割を果たして去る」と、ガザに向けて出発したリマ・ハッサンは言う。

戦闘が続く地域に船で入るなんて、あまりにも危険すぎる行動です。

一方で、脱炭素を正義とするグレタさんの考えには賛成できない部分も多いですが、命の危険を承知で行動している姿勢に感心するという声も。

グレタさんは気候変動だけでなく、なぜかパレスチナ支援にも関わるようになりましたが、今回の件で彼女の政治活動は終わってしまうのでしょうか。

グレタ・トゥンベリさんインスタグラムより