トランプ氏、デモ鎮圧に動く：不法移民対策と民主党潰しの「二重決定」？

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アゴラ編集部

トランプ大統領は、ロサンゼルスで行われた移民政策に対する抗議デモに対し、州兵を動員する決定を下しました。この動きは、デモ参加者への対応として物議を醸しており、法的な正当性が問われています。

トランプ大統領は、合衆国法典第10編（Title 10 of the U.S. Code）を根拠に、州兵を連邦化し、デモの鎮圧に動きました。この法律は、反乱や国家の安全保障上の脅威がある場合に軍を動員できると定めている。しかし、不法移民摘発への反発から生じたデモが、果たして「反乱」に該当するのかは疑問です。

州兵の指揮権をトランプ政権に奪われたカリフォルニア州知事、ギャビン・ニューサム氏は、州兵を派遣する必要性はそもそもなかったと主張し、「州権の重大な侵害」が行われたとして強く非難しています。

私はトランプ政権に対し、ロサンゼルス郡における違法な軍隊配備を撤回し、私の指揮下に復帰させるよう正式に要請した。 トランプが介入するまでは、問題はなかった。これは州権の重大な侵害であり、緊張を煽りながら、本当に必要な資源を奪っている。 命令を取り消してください。権限をカリフォルニアに戻してください。

デモ隊は一部過激化しています。

トランプ大統領の対応は、2020年のジョージ・フロイド事件後の抗議デモへの対応と類似しています。当時、トランプ政権は1807年制定の反乱法（Insurrection Act）を適用し、軍の動員を検討したが、最終的には閣僚の反対により実行されませんでした。

暴徒化したデモにより放火された車両

しかし、第二次トランプ政権には大統領の決定に反対するものはいません。

ジョージ・フロイド氏の殺害後の騒乱の最中、 @MarkTEsper、現役軍人による対応に必要な反乱法の行使を支持しないと発言した。これはトランプ大統領を激怒させた。

今夜、@PeteHegseth常備軍が対応する可能性を積極的に提起しました。

トランプ大統領の決定について、一部の報道では不法移民対策の実行と民主党の牙城であるカリフォルニア州への政治的圧力という二重の狙いがあると指摘されています。

トランプ大統領、移民問題をめぐりカリフォルニア州で対立のチャンスに飛びつく

トランプ政権は、不法移民対策を最重要課題として認識しています。この公約を徹底するために、大統領権限はどこまで拡大されるのでしょうか？