2025年のニューヨーク市長選に向けた民主党予備選で、進歩派のズォール・マムダニ州下院議員が、かつての有力政治家であるアンドリュー・クオモ元州知事を破り、民主党の公認候補となりました。若き移民2世のマムダニ氏が、長年政界で影響力を持っていたクオモ氏に勝利したことで、ニューヨークの政治の風向きが大きく変わった形です。
ニューヨーク市長選の民主党予備選で「大番狂わせ」 33歳急進左派候補が勝利見通し https://t.co/W2UldM8Xrw
中道派のクオモ氏は21年にセクハラ疑惑で州知事を辞任した。ただ、知名度の高さや長年の政治手腕で一時は最有力候補と目され、クリントン元大統領も支持を表明していた。
— 産経ニュース (@Sankei_news) June 25, 2025
マムダニ氏は、ウガンダ出身のムスリムの両親のもと、ニューヨーク市クイーンズ区で育ちました。自らを「民主社会主義者」と称し、社会主義的政策を掲げる急進左派の政治家として知られています。

ゾーラン・マムダニ氏Xより
今回の選挙では、家賃の上限設定、市営バスの無料化、さらにはスーパーマーケットの公営化といった政策を主要な公約に掲げました。また、SNSを積極的に活用した選挙戦を展開し、若者や労働者層を中心に幅広い支持を獲得しました。
極左社会主義者のゾーラン・マムダニはニューヨーク市長選の民主党予備選に勝利する見込みです。
家賃の値上げを禁止し、市が運営する食料品店を設立し、子供と大人の両方のトランスジェンダー処置に6500万ドルを充てることを公約しました。 https://t.co/8pVQybz1Sy— Matthew Noyes (@matt_noyes_) June 25, 2025
ニューヨーク市長選挙の民主党予備選勝ったのはこの人? 食品スーパーを公営にして食品価格を抑えるという、毛沢東もびっくりの馬鹿な公約掲げてる。 https://t.co/ByzNm2SV4Q
— MASA Nakamura (@masayang) June 25, 2025
また、民主党予備選の主要な争点のひとつとして、イスラエルへの対応が注目されました。マムダニ氏は、ガザ情勢を踏まえて、イスラエルへの軍事支援を停止するよう訴え、アラブ系や進歩派の有権者の強い支持を受けました。一方のクオモ氏は、従来のイスラエル寄りの立場を崩さず、主流派層への訴えを試みましたが、時代の変化に対応しきれなかった印象を残しました。
圧力に屈せず、イスラエル支持表明を拒否した市長選挙の立候補マムダニ氏がユダヤ人の人口が最も多いアメリカの街ニューヨークの予備選挙で勝利をおさめる。
日に日に高まっていくロビーや主流メディアと巷の市民の声との乖離を感じる。 https://t.co/aQmlQzXiSj
— 日本語ヲタクのアルジェリア人 (@arujetan) June 25, 2025
I am profoundly alarmed about the future of the @DNC and the country by yesterday’s NYC anointment of a candidate who failed to disavow a "globalize the intifada" slogan and advocated Trotskyite economic policies.
I fear it is evidence that our party is following the most…
— Lawrence H. Summers (@LHSummers) June 25, 2025
昨日ニューヨークで「インティファーダを世界規模で」というスローガンを否定せず、トロツキスト的な経済政策を主張した候補者が指名されたことで、私は@DNCと国の将来について深く憂慮している。 これは、我が党が英国労働党の最も問題のある側面を踏襲している証拠ではないかと危惧しています。英国ではうまくいかなかったし、米国でももうまくいかないでしょう。
@Harvardおよび他の大学が10月7日以降、憎悪、反イスラエル、さらには反ユダヤ主義的な言論や活動を容認した道徳的弱さが、オーバーンの窓を開き、昨日の結果につながる結果となった。
本選では、汚職容疑で起訴され、民主党予備選からの出馬を断念した現職のエリック・アダムス市長が、無所属で出馬する構図となります。アダムス市長は、黒人有権者や中道層に一定の支持を残していますが、スキャンダルによるイメージ悪化は否めません。マムダニ氏との対決は、世代・政策・価値観のすべてにおいて、激しい戦いになることが予想されます。
で、NY市長選。現職アダムス(左)は外国からの収賄という重罪で起訴されたのに、なんとトランプが帳消しにしてしまった。でもNY民の信頼を失い、再選はないとなり、民主党から多数の立候補者(右)が出た。するとアダムスは民主党を離れて独立候補にスイッチ。これで予備選を経ずに本選に進める。共和… pic.twitter.com/p2wYfMtsvG
— 堂本かおる (@nybct) June 16, 2025
深刻な住宅難や著しい住居費の高騰、食料など生活必需品のインフレが市民生活を直撃するなか、ニューヨーク市民は今、進歩的な制度改革を選ぶのか、それとも現職の継続路線を支持するのか、歴史的な選択を迫られています。暮らしの根幹にかかわる問題にどう応えるかが、次期市長に問われることになります。
ニューヨーク市長選の予備選で勝った彼が掲げるマニフェストが絶賛されてること自体、同市の有権者が大変に心底貧しいってことの証明だと思うわん。貧しさに基準をあわせると経済発展や雇用参画の機会を奪うんですよ。経済発展の恩恵なしで貧困からの脱却ってありえないですよ。AOCとかイルハンオマル… https://t.co/mAf2EdHd53 pic.twitter.com/RynHKlZHOT
— Tomo (@Tomo20309138) June 25, 2025






