23日の記者会見でm社民党の福島瑞穂党首は、参議院選挙で大敗を喫した石破茂首相に対して「責任を取って辞任すべき」と述べました。しかしその一方で、福島党首は「石破氏は歴史修正主義者ではない、珍しい首相だった」と評価し、「本来やりたかった政策が自民党内の抵抗により実現できなかった」として、石破首相を擁護しました。
社民・福島党首、石破首相を「歴史修正主義者ではない」https://t.co/fNFLxZyMUn
「なぜ石破さんが政策をやれないかというと、自民党の負の歴史を背負わされているからだ。選択的夫婦別姓をやりたいとか、核兵器禁止条約の締約国会議にオブザーバー参加したいという意思を持っても止められた」
— 産経ニュース (@Sankei_news) July 24, 2025
石破首相に辞任を求めながらも同首相の政治姿勢に理解を示すという矛盾した発言に、福島党首の真骨頂がとてもよく表れています。

福島みずほ党首Xより
さらに福島党首は、「石破首相を批判している勢力こそ、旧安倍派を中心とした裏金問題や政治とカネの問題の当事者であり、むしろ彼らのほうが責任を問われるべきだ」と自民党を厳しく批判しました。このような発言は、一見すると正論にも聞こえますが、首相の責任と党内抗争の責任を混同しています。
【w】福島瑞穂党首、会見で石破降ろしを批判「石破さんは自民党の負の歴史を背負わされている」「選択的夫婦別姓をやりたいとか、意思を持っても止められた」 https://t.co/bELSTtPFkz
— 田舎暮しの唱悦 (@shoetsusato) July 24, 2025
また、一連の発言がさまざまな憶測を呼んでいます。
答え合わせ、です
— 百舌鳥(もず)@政治・社会 (@Bullheaded_sh) July 24, 2025
分かりやすいなぁ…
— ねこ ねこ (@y1IGEVwdL8HNJ3b) July 25, 2025
一方、社民党から比例代表で初当選したラサール石井氏も「ここ最近の自民党の首相の中では石破氏が一番まともだった」とSNS上で評価し、首相の続投に理解を示しました。
福島みずほ「石破首相はここ10年ほどの他の首相と違って歴史修正主義者ではない。責任を取って辞めるべきだ」https://t.co/QrLUt79c4V
🆚
ラサール石井「石破首相はここ最近の首相では一番まとも。石破やめるな」 pic.twitter.com/c6QVFb3ukj
— やるAll my treasures (@Yaruo2024) July 25, 2025
かつて自民党に対してきわめて強い批判を展開してきた社民党が、今回に限って石破首相に擁護的な姿勢を取るのは、とても不自然な印象を与えます。
社民党、石破辞めろ!辞めるな!
早速意見が合わない
福島みずほ→やめろ派
ラサール石井・大椿→続投派どーすんの? pic.twitter.com/dTFF460vaU
— へな・ちょこお (@henachoco_mote) July 24, 2025
政権に対して批判を加えるべき野党が、首相の退陣を求めつつもその人物像を肯定し、さらには与党内の対立にまで肩入れするような姿勢は、政治的な立ち位置の曖昧さを浮き彫りにしています。
社民・福島党首、石破首相を「歴史修正主義者ではない」 自民内の辞任要求を「笑止千万」
日本共産党だけじゃない。社民党の福島みずほ氏も「石破首相辞めないで運動」に参加した。自民党の議員はこんな政治家を首相にしたんだよ。分かってる。?
https://t.co/6gx9xvAqbF @Sankei_news
— kakikoSHOP (@shop_kakiko) July 24, 2025
何が「まとも」かという基準も不明瞭なまま、野党が政権擁護のような言動を取る状況は、政治の論理や責任の所在をかえって見えにくくしているのではないでしょうか。






