国民民主と参政が躍進も支持層の食い合い:若年層からの支持は他党を圧倒

国民民主党は選挙序盤から勢いを保ち、千葉、埼玉、東京、神奈川などで当選を確実にしました。非改選の議席も含めて、合計で21議席を獲得しています。参政党も埼玉、東京、愛知、大阪、福岡などで当選を確実にし、非改選を含めて13議席を確保しました。この結果、両党とも参議院で予算関連の法案を単独で提出できるようになりました。

朝日新聞の調査では、国民民主に投票予定だった人の2割が5月以降に参政党へ移ったことが分かりました。公認候補を巡る混乱が影響した可能性があり、参政党の支持層は急増し、その半数は国民民主からの移行でした。

選挙前には、参政党が自民党の票を奪い、立憲民主が有利になるとの予測もありましたが、実際には政権批判票を立憲と参政で奪い合い、自民党が一人区で野党とほぼ同数の議席を獲得する結果となりました。公明党も小幅ながら議席減にとどまり、自公の過半数割れは軽微に留まりそうです。

一方、立憲民主党は議席を伸ばせない可能性が高まっており、党内では財政政策や消費税ゼロ公約をめぐる対立が今後の抗争に発展する可能性があります。

参政党・神谷代表と国民・玉木代表 両氏Xより

また、SNS上では若年層の投票傾向にも注目が集まっており、18〜39歳だけの投票では、自民党が泡沫政党になるとの指摘も見られました。

https://twitter.com/YasLovesTech/status/1946959229698662413

国民民主と参政党が若者から大きな支持を受けており、今後の政治勢力図に影響を与える可能性があります。