日米両政府が進めてきた関税交渉において、正式な合意文書の存在が不透明であることについて、懸念の声が上がっています。
日米が22日（日本時間23日）に合意した関税交渉を巡り、「合意文書をつくるべきだった」との声が政界から上がっている。
→日米関税交渉、なぜ合意文書が作られなかったのか それがトランプ氏 https://t.co/sEHPGShSR1
— Forbes JAPAN (@forbesjapan) July 28, 2025
与党内からは約束が守られるように合意文書が必要だとする意見が出ています。
高市早苗氏、日米関税交渉「首脳間で合意文書詰めて」 Xに投稿「不安で頭がいっぱい」https://t.co/K6Ck5ThLcP
高市氏は、自身のXに日米関税交渉合意を巡り「首脳間で合意文書を詰めていただく必要がある」と投稿した。正式な文書を交わしていないため、どこまで担保されるのか不透明だと指摘した。
— 産経ニュース (@Sankei_news) July 26, 2025
アメリカの関税措置をめぐる日米交渉で合意したことを受けて、本日、与野党の党首会談が行われました。
党首会談後のぶら下がり会見にて、斉藤代表は、次のように述べました。
「私からは、石破総理に3点申し上げた。
①総理がトランプ大統領と直接会って、きちんと合意文書を取り交わすべきだ。… pic.twitter.com/QPPVW3JvLc
— 公明党 (@komei_koho) July 25, 2025
外交問題の専門家からも同様の意見が出ています。
全くその通り。トランプ大統領が自らが都合がよい大統領令を発した場合、日本政府はそれまでの説明を修正して大統領令を甘受するか？抵抗して抗議するか？合意文書がなければいずれ摩擦となる。全面的に衝突すれば、日本政府は困難に直面します。合意後のフォローアップが死活的に重要です。 https://t.co/BnizFOplY1
— Yuichi Hosoya 細谷雄一 (@Yuichi_Hosoya) July 27, 2025
〈関税を知る インタビュー編〉合意の詳細、文書作成を 元USTR高官 ウェンディ・カトラー氏 – 日本経済新聞 https://t.co/hDCImbgOJt
— 2分で一面解説 (@2funde1men) July 29, 2025
政府関係者は「交渉は合意に至った」と説明していますが、具体的な文書や条項が公開されておらず、内容の検証が困難な状況です。過去の日米交渉では詳細な合意文書が公表されていたことから、今回の対応は異例であるとの声も聞かれます。
4/23で岸田首相の在職日数が933日に達し、橋本龍太郎元首相を超えて戦後の首相として歴代8位に。
映像は1995年の日米自動車交渉時、通産大臣だった橋本龍太郎氏は、アメリカ通商代表の理不尽な要求に対し、日本の立場を堂々と主張した時のものpic.twitter.com/MoufqHMvTq
— ホエルン (@tokumeishinbunX) April 23, 2024
【関税交渉】“元交渉役”に聞くトランプ氏の素顔
関西学院大学 渋谷和久 教授
安倍政権時代に第1次トランプ政権と交わした「日米貿易協定」の交渉に事務方トップとして関わるQトランプ氏が急遽出席したことをどう見る？… pic.twitter.com/eizp02HFDz
— 報道ステーション＋サタステ (@hst_tvasahi) April 17, 2025
貿易に依存する日本にとって、過度に高い関税の存在は国家の存続に関わる深刻な問題です。近年、保護主義的な立場をとる政党の台頭が見られるなか、日本が自由貿易の旗手としてどのようにリーダーシップを発揮していくのかが問われています。
【『外交』最新91号無料公開：トランプ関税と自由貿易ルール】
ルールよりディール重視の米国の関税措置に、日本は「自由貿易の旗手」としてルールベースの解決を急げ。ミドルパワー主導のWTO改革や、CPTPPの拡大が鍵。川瀬剛志上智大教授が日本と同志国の進むべき道を示す。https://t.co/LTh6IuoMjZ pic.twitter.com/xJxuZ1IYQr— 雑誌『外交』編集部 (@gaiko_jiji) June 9, 2025
ベッセント財務長官と赤沢大臣 同財務長官Xより
