自民党内で進められてきた「石破おろし」は、8日の両院議員総会で成果を上げられず、不発に終わりました。参議院選挙の敗北を受け、石破首相の退陣や総裁選挙の前倒しを求める声は相次ぎましたが、動議は提出されず、前倒しの是非は今後、逢沢一郎総裁選挙管理委員長のもとで検討することになりました。
石破首相は総会の冒頭で、参院選の敗北について改めて謝罪し、米国との関税交渉や農業政策、防災対策などの課題に全力で取り組むとして、続投の意向を強調しました。
自民党が両院議員総会 続投に意欲の石破総理の進退 出席者半数満たず「石破おろし」党全体に広がらず#読売テレビニュースhttps://t.co/YHpefgLsS7
— 読売テレビ ニュース (@news_ytv) August 8, 2025
森山幹事長も、8月末までに敗因分析の報告書をまとめ、党が一丸となって対応する必要性を訴えました。
総会では、政治空白を避けるべきだとする続投支持派の意見がある一方、旧茂木派や旧安倍派の中堅・若手議員らが辞任を求める発言を行いました。しかし議論は懇談会の延長のような形に終始し、首相の進退に影響を与える決定打とはなりませんでした。
自民党の運命を決する両院議員総会。
石破茂氏を総理に担ぎ、衆参共に過半数割れ。それでも総理の座にしがみつく史上最悪の総裁を下ろせない党。大量の保守層離反で保守系野党が急進。“このままだと党自体が終焉”との危機的状況だが…さて局面打開が無理なら「消え去る」のみhttps://t.co/toBOT5Udv6 pic.twitter.com/uX3tlNg7py— 門田隆将 (@KadotaRyusho) August 8, 2025
コメ増産政策の事前説明不足や、企業・団体献金を巡る立憲民主党との協議姿勢への不満も残る中、石破政権は「死に体」との批判を受けながらも、当面は政権を維持する見通しです。
自民党・石破茂と立憲民主党・野田佳彦と補正予算の協力で年内続投の道筋も…??? pic.twitter.com/8upAoXPKk5
— Mi2 (@mi2_yes) August 8, 2025

石破首相 首相官邸HPより






