自衛隊・宮古島駐屯地トップが活動家に屈することになった防衛省と政治の無責任

宮古島駐屯地の比嘉隼人1佐が、市民団体に「許可取れ」と発言した問題で謝罪に追い込まれた件は、防衛省や政治の姿勢を映し出す象徴的な出来事となりました。任務に専念するべき自衛官が、訓練を妨害する活動家に頭を下げざるを得ない状況は、自衛官の名誉を大きく傷つけたに違いありません。

当初は防衛省内でも「訓練そのものに謝罪はしない」との認識があったにもかかわらず、最終的に上層部の意向で方針が変わり、比嘉1佐は謝罪させられたようです。背景には政治的圧力や、石破政権の「自衛官を守らない姿勢」があると指摘されています。

比嘉隼人1等陸佐 陸上自衛隊高田駐屯地公式Xより

謝罪によって反対派を勢いづけ、法的措置へと発展する危険性まで高めたという見方もあり、「逆効果でしかない」という批判が強まっています。

本来であれば、市民団体の違法行為こそ問われるべきはずですが、矢面に立たされたのは現場の司令官でした。

政治が自衛隊を守らず、現場の隊員を犠牲にして体裁だけを取り繕う姿勢は、正直者が損をする社会を自ら作り出しているようなものです。

これで「自衛隊は日本の誇り」と唱えても、現場を支える隊員の士気や国民の信頼は失われるばかりでしょう。皮肉なことに、自衛隊を守るべき政治が、最も率先してその存在を傷つけているのです。

https://twitter.com/Qi1y77velgurg3e/status/1957542999220769014

中谷元防衛大臣SNSより