自民党総裁選、高市vs.小泉の決選投票へ

自民党総裁選は、5人が立候補し、国会議員票と全国の党員票を合わせて争われた。1回目の投票ではどの候補も過半数を獲得することができず、1位の高市早苗氏と2位の小泉進次郎氏が決選投票に進むこととなった。これにより、今後の日本の政権運営の方向性を左右する「高市対小泉」の決選投票となる。

  • 総裁選1回目の投票で過半数を得た候補者はおらず、上位2人の決選投票に。
  • 高市早苗氏が183票(国会議員票64、党員票119)で1位。
  • 小泉進次郎氏が164票(国会議員票80、党員票84)で2位。
  • 林芳正氏は134票、小林鷹之氏は59票、茂木敏充氏は49票で続いた。
  • 決選投票は国会議員295票と各都道府県連47票の計342票で争われ、3位以下の票の行方が勝敗を左右する。

党員票では高市氏が優位に立った一方、議員票では小泉氏が上回っており、両者の票は拮抗していると言える。今後は、林氏や小林氏、茂木氏の支持していた議員票がどちらに集まるかが最大の焦点となる。

小泉進次郎氏と高市早苗氏 自民党HPより

決選投票は、国会議員295人がそれぞれ1票を持つ「議員票」と、全国47都道府県連に1票ずつ割り振られた「地方票」を合わせた計342票で争われる。地方票は、各都道府県における党員投票の結果に基づき、上位2人のうち得票が多い候補に自動的に割り振られる仕組みとなっている。