リゾート物件は「眺望が8割」

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山中湖にあるワンコと一緒に利用できる宿泊施設を視察しました。トレーラーハウスを使った宿泊施設で、投資の観点からは低コストと節税メリットがあるのが魅力です。

完成から3年が経過した物件の建物の前にはそれぞれに人工芝の広い庭があって、ワンコが走り回ることができます。しっかりとした囲いもあるので、安心して遊ばせることができます。

ワンコは室内にも入れることができ、大型犬でも大丈夫です。頭数にも制限ないので多頭飼いのドッグオーナーにはたまりません。

貸切にすれば、全ての庭を繋げて広い運動場にすることもできます。ワンコオーナー会には持ってこいです。

ワンコを遊ばせながらテラスでバーベキューをすればアウトドア好きにとっては最高の場所です。

しかもこちらの施設は山中湖畔に面しているレイクビューです。反対側には天気の良い日は庭から富士山が望めます(写真)。リゾート物件としては最高の立地といえます。

リゾート物件で大切なのは眺望です。

海や湖のような水辺に面している。富士山や八ヶ岳が見える。このような物件は数が限られており、希少性が高く予約が入りやすくなります。

また、宿泊料を高く設定しても借り手が見つかるので高収益になります。

眺望は買った時に決まり、後から改善することはできません。ワンルームマンションの駅からの距離が変わらないのと同じです。だからこの手の物件では土地の仕入れが極めて重要になります。今回実際に現地を視察して、リゾート物件は「眺望が8割」を実感しました。

もちろん、施設のメンテナンスや清掃のクオリティといった宿泊施設の最低条件は満たす必要があります。しかし眺望さえあれば、ある程度の設備の貧弱さもカバーできます。

圧倒的な立地にペット同伴可能で高い施設のメンテナンスという条件を兼ね備えたこちらの物件は投資対象としてとても魅力的だと感じました。残念なのはこの物件は既に完売しており、保有者で手放す人が誰もいないことです(涙)。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年11月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。