社民党、新垣邦男副党首の離党をようやく承認:衆院議員ゼロの因果応報

社民党で唯一の衆院議員だった新垣邦男副党首(沖縄2区)が離党し、党所属の国会議員は参院議員2人のみとなった。党名変更以降で衆院議員がゼロとなるのは異例であり、政党基盤の一層の弱体化を象徴する出来事となった。

  • 社民党は19日の常任幹事会で、新垣邦男副党首の離党を承認した。
  • 新垣氏は10月31日に離党届を党本部へ郵送したが、党規約では「所属する県連への提出」が必要と定められており、党本部は受理せず返送していた。
  • 福島みずほ党首は11月5日、正式な手続きが取られていないとして、新垣氏の離党届を受理しない意向を表明。党首自らが離党届を送り返したことが報じられていた。
  • その後、沖縄県連が今月10日付で離党届を受理し、規約上の手続きが完了したため、党本部が19日付で正式に承認した。
  • 新垣氏の離党により、社民党は衆院議員がゼロとなり、参院議員2名のみの体制となった。党幹部によれば、衆院解散時を除き、1996年の党名変更以来初の事態となる。

参照リンク:社民党の先輩達が築いた遺産を全て食い潰した福島瑞穂

社民党は、新垣邦男副党首の離党をめぐり規約に基づく形式的な手続きが問題となり、党首による離党届の返送という異例の対応が注目を集めた。離党の正式承認により、同党の衆院議員はゼロとなり、政党としての存在感の低下が一層鮮明になったと言える。

ようやく利用できた新垣邦男副党首 福島瑞穂氏インスグラムより