荻窪「曼餃苑」と北九州「照寿司」の共通点

winhorse/iStock

荻窪駅の近くにある「曼餃苑」に友人たちと出かけました。こちらのお店は一般公開されていない餃子のお店で、ミュージシャンで世界公認サンタクロースでもあるパラダイス山元さんが経営しています。

私は2001年にこちらのお店が開店した直後から会員として何度かお邪魔していたご縁で、今回20年以上ぶりにお会いすることができました。

お料理はコース料理で、デザートまでのすべてのお料理が餃子という餃子づくしのメニューでした。

餃子といっても通常イメージする餃子とは全く概念が異なり、そのオリジナリティーとクリエイティビティに驚かされます。写真は世界で唯一の海老が立っている餃子。しっぽまですべて食べられます。

また、素材のクオリティが高く肉や魚介類だけではなく調味料や付け合わせの海ぶどうや昆布までこだわりがいっぱいでした。

そしてこのバリエーション豊かな餃子料理にシャンパンを合わせて行きます。ドンペリニオンでの乾杯から始まり、シャンパンだけで6人で4本も開けてしまいました。

帰りには、オリジナルの餃子皿までいただき、素敵なクリスマスパッケージに最後までホスピタリティーを感じて感動しました。

デジャブ感があるなと思って気が付いたのは、北九州の照寿司さんです。

こちらのお店は正当派のお寿司のお店ですが、エンターテイメント性では引けを取りません。客を最初から最後まで楽しませることに徹しているところが似ています。

そして単に楽しいだけではなく、食事もお酒も最高品質という点も共通です。

外食と言うのは、お店にいる間気持ちよく過ごせることが一番大切です。

美味しいことももちろんですが、帰るときに笑顔でまたきたいと思えるお店でなければ価値がありません。

「曼餃苑」は残念ながら招待制のお店なので誰でも行けるわけではありませんが、もしチャンスがあればぜひ行ってみてください。必ず価格以上の価値を感じると思います。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年11月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。