アメリカがついに「世界の警察」から退こうとしている——。
そう聞けば大げさに響くが、トランプ政権が発表した最新の国家安全保障戦略を読むと、その変化があまりに率直であることに驚くはずだ。重点地域を絞り、資源を“選択と集中”で使い、同盟国には地域防衛の主体性を求める。これまで曖昧に覆い隠されてきた米国の限界認識が、公式文書の行間にまで滲み出ている。
では、米国は何を優先し、どこで中国との対立を本格化させるのか。
そして日本は、この新しい国際秩序の現実をどう読むべきか——。
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米国ハドソン研究所の長尾賢氏が、世界情勢の本質と日本の進むべき道をわかりやすく解説する「長尾賢のワシントン・レポート」。最新の国際政治を知りたい方は、ぜひチャンネル登録をお願いします。





