ル・タイユヴァン(パリ8区)

ジュリアノ・スペランディオがシェフに就任してから初めての「タイユヴァン」。

フィリップ・ルジャンドル、ミシェル・デル・ビュルゴ、アラン・ソリヴェレス、ダヴィッド・ビゼ。(ダヴィッドの前に一瞬ジョスランがいたけど来られなかった。)30年来どのシェフも、ジャン=クロード・ヴリナの矜持のもと、名門レストランにふさわしい素晴らしいお料理作ってくれてた。

「ラ・ビガラード」と「ル・クラランス」でクリストフ・プレの右腕として長年活躍していたジュリアノが「タイユヴァン」に引き抜かれたのは、2021年。なかなか来られなくて恋しかったよ〜、ジュリアノ♪

コヴィッド以来の名門老舗、内装少し変わったけど相変わらず落ち着いて気品あるいい雰囲気。でも、ゲストたち、カジュアルだなぁ。いくらランチとはいえ、、、。ムッシュ・ヴリナの極上おもてなしを思い出す。”レストラトゥール(レストラン経営者)”という言葉は、彼のためにあったと思う。

厨房でジュリアノとおしゃべりしてから「タイユヴァン」の歴史と未来に乾杯し、名物グジェール、蛙、ジュリアノらしい生エビ。

タイのカルパッチョ&ラディッシュ&カヴィアに続き、シーズン初のホタテ。ロティや生など3つの表現。ラングスティーヌは、完璧な火入れに豚足やイカ墨で味付けしたものと、グラティネ。

セップのむっちりラヴィオリもジュリアノっぽい。山うずらはコロンナータラルドとトリュフジャガイモを従えて。

お腹いっぱい、、、。でも、デセールはもちろん食べるよ。黒いフルーツのソルベやまるね、そして最後は、とっても軽やかな栗のミルフイユ。

ひゃ〜、よく食べた。友達は、途中でギブアップ(笑)。

タイユヴァンのクラシックな美味とジュリアノのイタリア人ならではの感性が溶け合ったおいしいお料理たち。ファンは多々いるようで、平日ランチ、一テーブルを残して満席。横のテーブルは、アラカルトで見事なオマールや仔牛をゲリドンサーヴィスで楽しみ、素敵な赤ワインを2本同時に開けてる。さすが名門、不況知らず。

「タイユヴァン」に新たな歴史を刻んでいるジュリアノ。また近く、会えるといいな。

横のテーブルの、オマール調理


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々6」2025年10月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々6」をご覧ください。