原口一博氏と河村たかし氏が新党「ゆうこく連合」結成を発表

立憲民主党を離党し、中道改革連合に合流しなかった「ゆうこく連合」の原口一博元総務相と、日本保守党に離党届を出しながら除籍された河村たかし前名古屋市長は24日、国会内で記者会見を開き、新党「減税日本・ゆうこく連合」を結成すると発表した。原口氏は立憲民主党を離党し、中道改革連合へも加わらなかった経緯があり、今回は自らの政治団体「ゆうこく連合」と河村氏の「減税日本」を合流させた形となる。

両氏に加えて前衆院議員3人が参加し、公職選挙法上の政党要件を満たす見通しだと説明した。原口氏と河村氏が共同代表に就任し、27日公示の衆院選では28人前後の候補者擁立を目指す方針も示した。政界再編が進む中、既存勢力の外側に新たな受け皿を作る動きとして注目されている。

  • 原口氏は24日、自身のXで「政党要件を得ることができた」と投稿し、「ゆうこく連合」が国政政党として扱われる体制に入ったことを明らかにした。
  • 原口氏は1月、立憲民主党を離党し、新党「中道改革連合」に合流しなかった。中革連が立憲と公明を軸に結党したことに対し、政策・理念の整合性に立憲内部でも疑問が上がっていた。
  • 原口氏は、立憲民主党と公明党による新党「中道改革連合」には加わらず、20日に立憲民主党へ離党届を提出した。この対応は、政策や理念の違いを理由に筋を通したものだとして、一部から評価する声も出ていた。
  • 一方で「ゆうこく連合」に名を連ねる人物には、反ワクチン運動や陰謀論、排外主義的傾向を持つと指摘される人物も多く、政界への影響力拡大に懸念が示されている。
  • かつて自治体に反ワクチン冊子を送りつけた事例や、立憲候補がいる地域で参政党支援を表明した事例もあり、党派的一貫性の欠如や政治的混乱を助長したとして批判されてきた。
  • 立憲民主党はこうした内部勢力を長期間放置してきた面があり、今回の政党要件取得で「党内統治の不在が顕在化した」と指摘もある。
  • 原口氏は河村たかし名古屋市長とも連携を進めており、「見る目がないという次元ではなく地雷を踏んでいる」と揶揄されるが、両者とも選挙に強く、その政治的影響力は無視できない。
  • 原口氏はチームみらいの安野貴博代表に、政党要件を満たせなかったのでチームみらいに入れてほしいと懇願していたが拒否された。

原口一博氏による「ゆうこく連合」の政党要件取得は、衆院選を目前にした政界再編の構図に新たな不確定要素を加えることになった。中道改革連合と新興勢力が入り乱れる中、有権者は理念・政策・情報リテラシーの混乱の中から政治の選択しなくてはならない。

会見する原口一博氏と河村たかし氏