中道改革連合の野田佳彦共同代表が、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)側との関係を指摘する写真や動画が相次いで浮上し、説明責任を問う声が出ている。野田代表は関係を否定しつつ「記憶にない」と述べているが、選挙支援を示唆する証言も報じられ、統一教会問題を政権批判の材料としてきた同氏の姿勢との整合性が焦点になっている。

日本記者クラブ主催党首討論会で発言する野田代表
同時に、与野党で対応や報道の温度差があるとの指摘も出ており、メディアや野党側のダブルスタンダードに対する不満も表面化している。
- 月刊誌「デイリーWiLL」が、2001年に千葉県内で開催されたとされる「佳勝会発会式」の写真を公開し、国際勝共連合関係者との同席の可能性を指摘している。
- 野田氏は記者団に「全く覚えていない。よく調べたい」と説明し、統一教会側との組織的関係や支援を否定する姿勢を示した。
- 一方、同会が実際に勝共連合による後援会として機能し、替え歌で応援するなど具体的な選挙支援があったとする証言が報じられ、当時の実態に関する検証が進んでいる。
- 過去の統一教会問題をめぐり、野田氏は自民党側の関係を厳しく批判してきた経緯があり、今回の報道を受けて「自民叩きとの整合性が崩れた」との批判が広がっている。
- 「野田氏本人が統一教会による選挙支援を受けて当選した議員だ」との指摘もあり、「記憶にないでは説明にならない」との批判が強まっている。
- 与党議員に統一教会との関係が出た際には野党やメディアが大きく扱う一方、野党議員のケースでは追及が弱いとするダブルスタンダード批判も噴出している。
- 加えて、野田氏は現在、公明党と連携する中道改革連合の共同代表を務めており、創価学会(公明支持母体)と統一教会(勝共連合)という宗教団体をめぐる複雑な構図が、争点化の説得力にも影響しているとの見方も出ている。
- 政治姿勢面でも、野田代表はテレビ番組で辺野古移設の是非について「選挙後党内で議論して決める」と述べ、民主党政権時代を想起させる「先送り体質」「曖昧な責任回避」との批判も噴出している。
旧統一教会問題をめぐって野田氏への説明責任が問われる中、統一教会批判を自民攻撃の材料にしてきた野党の姿勢や、報道側のダブルスタンダードへの不信が広がっている。中道改革連合が掲げる「統一教会問題の争点化」に説得力を持たせるには、野田代表の過去に関する事実確認と丁寧な説明が不可欠となる。






