衆院選を前に主要メディアの情勢調査が出そろい、自民党の大勝と中道改革連合勢力の大幅後退が共通した見通しとして浮かび上がっている。とくに朝日新聞の約37万人を対象に実施した調査結果は、自民党は単独過半数を大きく超え、日本維新の会と合わせて与党で300議席超をうかがう一方、中道改革連合は公示前から半減の可能性があるというもので、衝撃をもって迎えられた。
- 朝日新聞の情勢調査では、自民党が300議席弱、与党全体では300〜340議席に達する可能性が示され、テレビ番組でも同内容が紹介されるなど、与党優勢の構図が驚きをもって共有されている。
- 日本経済新聞の情勢調査でも、自民党は比例代表で議席を上積みし、前回2021年衆院選で獲得した72議席を上回る勢いとされ、大手メディアの予測は総じて自民大勝で一致している。
- 最大の衝撃は中道改革連合の後退で、公示前64議席から40議席台半ばまで減らすとも見通されており、比例優遇で旧公明系が一定の議席を確保する一方、中道が大惨敗する構図が濃厚と分析されている。
- 若年層の支持動向を見ると、20〜40代で中道支持は1割程度にとどまり、国民民主党を下回る水準とされており、中道連携が新しい支持層を掘り起こせていない実態が浮き彫りになっている。
- 他党では、国民民主や日本共産党が横ばい、参政党や新興勢力みらいが議席を伸ばす一方、保守党や社民党は当落線上で情勢が読みづらい状況となっている。
- 朝日新聞の自民大勝予想については、与党支持層の棄権を誘う狙いではないかとのうがった見方もあるが、朝日は自民に厳しい予測を出す傾向が強いため、経験則では、与党、とりわけ自民党は情勢調査以上に議席を積み増すケースが多い。
- 一方で、大勝した場合には統制が緩んで政治資金など問題が再び噴出しやすいとの懸念も指摘されている。
各社の情勢調査は、自民党の大勝と中道勢力の自滅という方向性で一致しているが、2005年や2012年級の明確な追い風が有権者に実感されているとは言い難い。有権者はこの大勝予想をどう受け止めるだろうか。

応援演説をする高市首相 同首相Xより






