不便な場所にあるお店ほどお店もお客も幸せになれる

グルメな友人に誘われて、今週は高崎にあるお寿司のお店に出かけました。2年前に移転して新規オープンした時にお邪魔して以来久しぶりです。

6時スタートの8名での貸切でしたが、東京駅から4時40分発の新幹線に乗り、高崎駅から20分ほど歩いて到着しました。

帰りも高崎駅までタクシーで向かい、新幹線で東京駅に戻りました。

自宅からドアツードアで片道2時間、往復4時間かかります。

お店に滞在した時間を含めると7時間かかりましたが、その価値はありました。2年前に比べると、お料理のクオリティーが格段に進化しており、わざわざ出かけて良かったと思いました。

東京から離れた場所にあるアクセスが不便なお店はわざわざ行くほどの魅力がなければ敢えて出かける価値はありません。

逆に言えば、そのようなお店には本当に気に入っている熱烈なファンだけがお店に集まってきます。東京の港区にあるような予約困難というだけで店をローテーションしている人たちとは客層が異なります。

お店からすれば本当に気に入っている人が、わざわざ遠くまで足を運んできてくれる。これはとてもうれしいことだと思います。

お邪魔する側としても近ければ便利ですが、遠くにあるからこそ本当に行きたいお店なのかどうかのリトマス試験紙になります。

地方の有名店の中には、東京でポップアップイベントを開催し、期間限定でお料理を提供する場合があります。

しかし、東京で食べるのと現地のお店で食べるのではやはり満足度が全く異なります。

東京のポップアップを否定するわけではありませんが、あくまでお店を知るきっかけであり、そのお店の本当の魅力はわざわざ出かけていって深く実感できるものなのです。

ホスピタリティに溢れるサービスとクオリティの高いお寿司とお酒、そして東京に比べて良心的な価格。往復の移動時間も含めて旅行気分で幸せな時間を過ごすことができました。

今回出かけた高崎だけではなく、秋田県や宮城県、そして香川県にも、わざわざ足を運びたいお店がたくさんあります。

東京からのアクセスに時間がかかっても、あえて行きたいと思える魅力的なお店を大切にしたいと思います。

mapo/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年2月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。