8日に行われた衆議院総選挙は、高市早苗首相率いる自民党が歴史的な圧勝を収めた。投開票の結果、自民党は単独で衆院の3分の2を超える316議席以上を確保し、戦後最多となる議席を獲得した。日本維新の会と連立する与党全体では350議席超の圧倒的多数となり、衆議院での安定的な支配力を確立している。
- この勝利は過去最多議席を獲得した選挙であり、安倍晋三、鳩山由紀夫、中曽根康弘ら歴代首相の議席記録を上回るものとなった。与党は参議院での多数を持たない中でも、衆議院での圧倒的な議席により政策推進力を強める。
- 野党側では立憲民主党を中心とする勢力が苦戦し、消費税減税などポピュリズム的な公約を掲げたにもかかわらず大幅議席減となった。中道改革連合として公明党と組んだ立憲民主党も十分な支持を集められず、大物・ベテラン議員の落選が相次いだ。
- 公明党は単独では多くの議席を維持したものの、立憲民主党との連携では期待した成果を得られず、結果的に立憲側の票を割る役割となった。立憲議員は踏み台にされたとの批判すら出ている。
- 小選挙区制の下で戦略的結集を欠いたことが野党の大敗の一因であり、また立憲側の政策・選挙戦術の曖昧さが支持を広げられなかった。
- 自民党内では高市総理の強いリーダーシップが評価され、党内の顔色を伺うことなく政策を推進できる立場となった。これにより外交・安全保障政策や経済政策の本格化が予想される。
- 自民・維新連合が単独過半数を大きく上回り、最終的な大勝利に繋がった。市場では今回の与党圧勝を受けて財政政策への期待と不安が同時に広がっている。積極財政路線が進むとの見方から株式市場では上昇圧力がかかる一方、日本の巨額債務を抱える中での景気刺激策は債券市場や為替市場に強い変動要因となる可能性が指摘されている。
- 市場は円高に振れているが、日銀の財政支配懸念や円安リスクの高まりが警戒されており、今後の金融・為替動向が注目される。
選挙結果は日本政治の地図を大きく塗り替えた。与党の圧倒的多数は参議院とのねじれを解消しつつ政府の政策決定力を強化し、外交・安全保障・経済政策の本格推進が期待される。その一方で野党の構造的弱体化と市場リスクの顕在化が日本国内外の課題として浮かび上がっている。

衆院選の結果を受けて記者会見する高市首相






