立憲民主党が共産・社民と最接近で中道は空中分解してしまうのか

中道改革連合が衆院選敗北後の立て直しを模索する中、「市民と野党の共闘」再構築を掲げて立憲民主党が共産党・社民党と並び立ったことに対し、党内外から懸念の声が高まっている。とりわけ「中道」層の支持拡大を課題とする立憲民主にとって、共産・社民や「市民団体」との接近が逆風になりかねないとの見方が広がっている。

【参照リンク】「市民と野党の共闘」再構築を 共産田村、社民福島、立民石垣各氏が市民連合の街宣で訴え 産経新聞

  • 22日、東京・有楽町で市民連合が主催した街宣に、田村智子・日本共産党委員長、福島瑞穂・社会民主党党首、石垣のりこ・立憲民主党参院議員らが参加し、「市民と野党の共闘」の再構築を訴えた。
  • 登壇者らは憲法改正や防衛力強化を強く批判し、「平和か戦争か」「民主主義か独裁か」といった極端な対立軸を前面に打ち出したが、支持者などからはこうしたメッセージが有権者の幅広い共感を得られるかは不透明だとの懸念が出ている。
  • 立民は本来、中道改革連合との関係構築や無党派層の取り込みを通じて政権選択肢としての現実味を高める必要がある立場にある。しかし、共産・社民と並ぶ姿は「再び旧来型の野党共闘に回帰するのではないか」との印象を与えかねない。
  • 過去の選挙でも、共産党との協力は保守層や無党派層の離反を招いたとの分析があり、党内には「理念的純化よりも政策競争を重視すべきだ」との声が根強い。
  • 立民が共産・社民と接近することに対し、「中道票がさらに離れる」「政権担当能力を疑われる」といった批判が拡散した。共産党への警戒感が依然として強いことを示す反応も少なくない。
  • 「共闘の再強化は支持基盤の固定化につながるだけで、議席回復には結びつかない」との厳しい見方も出ている。
  • 日本共産党は1月に市民連合との共同で今後も協力を続けることで合意し、立民が中道改革連合として公明党との連携を進める方向性を批判していた。
  • 市民連合は幅広い野党連携を呼びかけているが、立民にとっては共産・社民との距離感をどう保つかが戦略上の難題となる。中道改革連合との関係も含め、立ち位置の曖昧さがかえって支持回復を阻む可能性がある。

  • 衆院選後の再出発を図る局面で、立憲がどの層に軸足を置くのかは党の将来を左右する。観念的な連帯を優先するのか、現実的な政策路線で中道層に訴えるのか、その選択が問われている。

共産・社民との共闘再構築は、野党勢力の結束という側面を持つ一方で、立憲民主党の「中道志向」との整合性に疑問符を投げかける。支持層の拡大よりも再分極化を招く危険性をどう回避するのか。立憲民主党の戦略判断が、今後の政局を左右することになりそうだ。

福島みずほ氏Xより

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