この夏休みは、九州・大分県をドライブしました。
日田から豊後森の鉄道機関庫を見学したあとは黒川温泉方面へ。一時的に熊本県に入ります。
2つの滝が出会う場所~南小国町・夫婦滝

黒川温泉の近くにある夫婦滝に立ち寄ります。ここは2つの川の合流点で、合流ポイントで両方の川に滝があります。滝が仲良く2つ並び、出会う場所であるため夫婦滝と呼ばれています。

左側が男滝、右側が女滝。男滝は九重の山々の、女滝は阿蘇の山々の水を集めここに注ぎ、この先は筑後川となって有明海に注いでいきます。合流地で別々の川の滝が同時に見られるのは日本でここだけだそうです。

滝に向かう階段もそうですが、売店にも「LOVE絵馬」がたくさんかけられていました。世の中、愛ってたくさんあるんですね。その割に私の周りには・・・・・・ まぁ、いいや。先に進みましょう。

この先数キロのところにある黒川温泉は、今回は通過します。ほかに目当ての温泉があるためです。4年前、取材で黒川温泉に宿泊しています。そのときの記事はこちら。
絶景づくしの久住連山ドライブ

黒川温泉を抜けると車はまた大分県に入ります。やまなみハイウェイを登った先に展望ポイントがあるのでここで一休み。展望スポットから見える景色がコチラ!目の前に広がる瀬の本高原と、その向こうに広がる阿蘇山脈を一望できるスポットです。

お釈迦様の寝姿に例えられ「涅槃像」と呼ばれる阿蘇の山並みもはっきりと見ることができました。寝姿。わかりますか?

雲の向こうに山並みが見え、美しい。気象条件が合えば朝は雲海も見えるとのこと。条件が悪いと霧がかかって何も見えないでしょうから、本当に運次第ですね。


雄大な草原の真ん中を抜けて、車を次の目的地に走らせます。絶景が多すぎて途中何度も車を停めて撮影。どこを切り取っても素晴らしい大草原の光景です。ずっとここ走っていたい。
世界一の炭酸泉・ラムネ温泉で一休み

続いてやってきたのは竹田市直入地区にある長湯温泉。ここは「ラムネ温泉」と呼ばれる独特の温泉で有名なところで、多くの観光客が集まっています。おとぎ話に登場しそうな建物は灯台の名誉教授で建築史家の藤森照信さんのデザインです。自然と調和して主張しすぎないデザインがいいですね。

受付や売店のある本館と温泉のある建物は別になっています。その通路上に謎の銅像が。

そして、猫が。ラムネ温泉は猫をたくさん飼っているのでどこかで必ず猫に出会います。猫好きにはたまらないスポットですが、猫が驚くため犬は連れて入ることはできません。

では、温泉へ。
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いや、なかなか独特のお湯でした。風呂上がりにラムネ温泉名物のサイダーをいただきます。ラムネ温泉なのにサイダーなんですね。温泉ミネラルがたくさん入った健康的なサイダーです。
ラムネ温泉は内湯と外湯がありますが、ラムネ温泉の名の由来となっている炭酸泉は外湯の方です。この外湯、温度が32℃と低く、長く浸かっていられます。シュワシュワと無数の炭酸の粒が体を包みこんでくれます。
炭酸泉は何度か入ったことはありますが、これだけ濃度が高いのは初めてです。ちなみにラムネ温泉は、昭和9年に長湯温泉を訪ねた作家の大佛次郎氏が炭酸泉を「まるでラムネの湯だね」と表現したことからこの名がつきました。

ラムネ温泉を出たあと、少し長湯温泉を散歩します。温泉街の真ん中を流れる川のほとりに野天風呂がありました。その名も「ガニ湯」。人間の娘に恋した蟹(かに)の伝説が残る温泉です。この写真、川沿いの道路から撮っていますが、ご覧の通り丸見えです。実は少し前までは男性がここを利用していましたが、本当に丸見えです。入るのなかなか勇気がいりますね。ちなみに女性は水着着用可能だそうですが、脱衣所は橋の下。これも勇気がいりそうです。

お昼はそんなガニ湯の近くにある飲食店「正直屋」で頂きました。

大分といえば、とり天。大分といえば、とり天!頂かないわけにはいかないでしょう。大分のとり天に外れはありません。地元の方の利用が多い飲食店のようですが温かく迎えていただきました。もちろんとり天もおいしかったです。
60万年の時がうみだした断崖は絶景!由布川峡谷

久住の山並みを走った大分ドライブ、最後は少し北に向かって由布川渓谷に寄りました。ここはセリ立った断崖がとても有名な場所です。

200段あるという階段を降りて渓谷の下へ下っていくと……

なんということでしょう、高い高い絶壁が広がっているではありませんか!

由布川峡谷は約60万年前に噴出、堆積した由布川火砕流が侵食されてできた峡谷です。水の浸食を受けやすい凝灰岩でできているので、深い峡谷ができました。崩落も多いようで、かつてあった降り口は台風などの被害で平成29年までにいずれも使えなくなってしまいました。
令和3年にひとつのルートがルート変更の上で復旧、再び沢まで降りることができるようになっています。今も地震が来たらすぐに登ってくること、などといった注意書きが書かれています。

反り立つ絶壁。

チョークストーン
※traveljapan47より画像をお借りしました。
このまま沢を50分ほど歩いて行った先に、チョークストーンと呼ばれる絶景スポットがあります。こんな絶景、見てみたい!と思いましたが、遊歩道などはなく、本当に川の中を歩く難易度の高いトレッキングのようです。
駐車場の案内の人に「場所によっては胸まで水が浸かるので、気をつけていってくださいね~」と言われました。いや、Tシャツ&デニムの軽装で行くとこちゃうやろ。胸まで水浸かったら流されるやろ。苦難のトレッキングを乗り越えた人たちだけが出会える絶景です。
大分(一部熊本)を巡るドライブ、いかがだったでしょうか。都会の喧騒を離れ、ストレスの多い仕事を離れ、雄大な自然を眺めつつ温泉に浸る。大いにリフレッシュした旅になったと思います。このルートは秋は紅葉も美しいといいます。次は季節を変えて同じルートをたどってみるのも楽しいのではないかと思いました。
編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2026年8月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。







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