AERA DIGITALで北原みのりさんが、本田由紀さんのX投稿について論じています。本田さんが「遺伝的要因のおそろしさ」などと投稿した問題について、北原さんは「私たちは強い言葉に酔ってはいけない」と説教しています。
なるほど。強い言葉は人を傷つけます。正義感に酔って誰かを悪者に決めつければ、取り返しのつかないことにもなります。ところで北原さんは、草津町長事件を覚えていますか?

草津町長事件のフラワーデモ(週刊金曜日)
草津町長事件とは
もう忘れた人も多いと思いますが、草津町長事件とは
- 「性的暴行を受けた」と告発:2019年12月に、草津町議だった新井祥子氏が、町長室で黒岩信忠町長から「性的暴行を受けた」と電子書籍などで告発。
- 町長の否定と法的措置:黒岩町長は事実を全面的に否定し、新井氏を名誉毀損などで告訴。また、町議会も新井氏に対する不信任決議やリコール(住民投票による解職)を行い、新井さんは失職。
- 刑事裁判の判決:2025年9月、前橋地裁は新井被告に対し、名誉毀損と虚偽告訴の罪で懲役2年・執行猶予5年の有罪判決。裁判では、当時の録音データ等から「わいせつ行為はなかった」と認定。
つまり「性的暴行」の話は、オープンレターどころではない完全なでっち上げだったわけですが、北原さんは当時、AERA dot.で新井さんのリコールを「現代の魔女狩り」と表現し、草津町でおこなわれたフラワーデモなどに参加しました。
この騒動には上野千鶴子さんや福島瑞穂さんも参加し、草津町を「セカンドレイプの町」と呼びました。
性的暴行の訴えは虚偽だったが北原さんは謝罪なし
事件については民事訴訟でも元町長側が勝訴し、新井さんは賠償を払いました。訴訟を支援していた性被害者支援団体は黒岩町長に謝罪し、福島さんも上野さんも謝罪しました。これは日本のキャンセルカルチャーの最悪の事件で、草津町も観光客が減るなど迷惑しました。
ところが北原さんは今に至るも謝罪せず、本田さんの事件を他人事のように語っています。「強い言葉に酔ってはいけない」というのは、北原さん自身にも向けるものでしょう。本田さんに忠告する前に、まず黒岩元町長に謝罪してはどうでしょうか。







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