人気AV男優が語る「男の勘違い」:女性が求めるのはテクニックじゃない?

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「女性を満足させるには、どんなテクニックが必要なのか」

男性なら一度くらい、そんな疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。しかし、数多くの作品に出演してきたプロのAV男優によれば、身体的な刺激だけでは説明できない部分があるようです。

10月14日付の『FRIDAYデジタル』で、佐藤ちひろ氏が女性向けAVの人気男優・向理来(むかいりく)さん(36)にインタビューしています。

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向さんは2017年、女性向け作品を制作する「SILK LABO」から男優としてデビュー。その後、男性向け作品にも出演し、現在は俳優や経営者としても活動しています。

インタビューでは撮影現場の実態に加え、男性が女性の性的な感覚について誤解しているのではないかという、興味深い指摘もありました。

女性向けAVは「エッチな恋愛ドラマ」なのか

AVといえば男性が見るもの。そんなイメージを持つ人は、今も少なくないでしょう。

しかし、女性向けAVというジャンルも存在します。

代表的なレーベルのSILK LABOでは、恋愛ドラマのようなストーリーや、登場人物の感情、男女の距離感などを重視した作品が制作されています。

女性向け作品の中には、身体的な刺激だけでなく、会話や表情、恋人同士の心理的なつながりを重要な演出として扱うものもあります。

もっとも、男性は刺激を求め、女性は恋愛を求めるという単純な話ではありません。

刺激的な作品を好む女性もいれば、物語性のある作品を好む男性もいます。性的な好みは人それぞれで、男女で一律に分けられるものではないでしょう。

興味深いのは、男性視聴者を中心に発展してきたAV市場に、女性の視点を取り入れた作品が生まれ、それを楽しむ選択肢があることです。

女性にも性的な好奇心があり、自分の好みに合った作品を選ぶ。考えてみれば当然のことですが、日本社会では女性の性欲について、まだどこか語りにくい空気があります。

AV男優が語る「モテる技術」の意外な答え

向さんはインタビューで、撮影に臨む際には共演する女優に自分から好意を持つことを心がけていると語っています。

相手との心理的な距離を縮め、安心して感情を表現できる関係を築くことが、作品づくりにも役立つという考え方です。

また、一般男性の中には、女性に対して強い身体的刺激を与えることが重要だと考えすぎる人がいるのではないか、とも指摘しています。

向さんが重視するのは、身体的な刺激だけではなく、相手の気持ちの動きです。

なんとも身も蓋もない話ではありませんか。

男性が必死に研究している特別なテクニックよりも、結局は相手との関係づくりが大切だというのですから。

ただし、これは向さん個人の経験に基づく見解であり、すべての女性に当てはまる科学的な法則ではありません。

また、好意があることと、性的な行為に同意することは別問題です。互いの意思を確認し、相手を尊重することが大前提でしょう。

それでも、性的な満足を一方的に「与える技術」だと考えてきた男性には、少し耳の痛い話かもしれません。

AVは性の教科書ではない

もう一つ注目したいのは、撮影現場についての話です。

向さんは業界に入る前、男優の待遇について厳しい内容の記事を読み、自分も同じような扱いを受けると覚悟していたそうです。

ところが、向さんが実際に経験した現場では、出演料が事前に示され、領収書を作成して報酬を受け取る仕組みだったといいます。

もちろん、これは向さん自身の経験であって、業界全体に問題がないことを意味しません。出演者の同意や安全、契約の透明性は、引き続き重要な課題です。

ここで忘れてはいけないのは、AVも出演者とスタッフが制作する映像作品だということです。

そして、映像作品には演出があります。

AVは視聴者を楽しませるためにつくられたフィクションであって、現実の男女関係を学ぶ教科書ではありません。

作品の中で見た行動を、そのまま現実の恋人に求めてもうまくいくとは限りません。

これは男性向けでも女性向けでも同じです。画面の向こうの理想の恋人と、目の前にいる現実の恋人は違うのです。

性欲を語るのは男性だけの特権ではない

女性向けAVが興味深いのは、単に男性の裸を女性が楽しむという構図ではありません。

女性にも性的な欲望があり、それを自分の意思で表現し、楽しむ自由があるということです。

一方で、女性向けだから健全で、男性向けだから下品だという決めつけも必要ありません。

大切なのは、出演者の権利が守られ、視聴者が自分の意思で作品を選べることでしょう。

それにしても、プロのAV男優が重視するのが、相手の気持ちを大切にすることだというのは、なかなか皮肉な話です。

世の男性たちは、いったい何のために数々の「モテるテクニック」を研究してきたのでしょうか。

もっとも、相手の気持ちを理解することほど、難しい技術もないのかもしれません。

女性の性欲を理解するために、男性が本当に学ぶべきこと。それはAVの新しい技ではなく、目の前の女性の話をちゃんと聞くことなのではないでしょうか。

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