10月20日、政党交付金の10月分が交付され、中道改革連合もこれを受け取ったと報じられました。

民主改革の会の階猛幹事長 中道改革連合HPより
政党交付金は年4回に分けて支払われるもので、原資は私たちの税金です。
これについて、中道改革連合を離れて結成された民主改革の会の階猛幹事長が記者会見を行いました。
批判は甘んじて受けるが、ルールの範囲内であり悪いことをしているわけではない。そうした趣旨の説明に、いま批判が集まっています。
まず、階幹事長の説明をご紹介します。
産経新聞の報道によれば、階氏は、中道改革連合が清算業務を終えて民主改革の会と合流すれば、旧立憲民主党系の総支部長140人以上を支援できるようになる、との見通しを示しました。
来年の政党交付金も合流後の政党に入ってくるので、それを総支部長の支援にあてられる、という考え方です。
そのうえで、限られた時間と資源の中で最善の策だった、批判は甘んじて受けざるを得ない、と述べています。
一方で、同じ産経新聞の世論調査では、中道が政党交付金を受け取ることに「納得できない」が74%にのぼり、「納得できる」を大きく上回りました。
批判の声は、立憲の外からだけ上がっているわけではありません。
中道改革連合の結党に反対していた元立憲民主党の原口一博議員も、Xで強い怒りを表明し、かつての同僚に公開討論を申し込んでいます。
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中道改革連合とは何だったのか。
公明党と立憲民主党の議員が合流し、将来的には参議院の立憲も含めて大きな中道の塊をつくる。そういう政党プロジェクトでした。
有権者はその看板に票を投じました。その結果として、中道改革連合は次の選挙まで政党交付金を受け取る権利を得ています。
ところが、構想は早々に破綻しました。8月には公明党の議員が公明党に戻り、参議院の立憲民主党も合流しないことになりました。
旧立憲の議員も離れて民主改革の会を結成し、中道改革連合は事実上バラバラになっています。
それでも、中道改革連合という箱だけは残っています。渡辺議員お一人を残して交付金を受け取り、分配したり選挙資金にあてたりする。
そして清算が終わったら合流し、選挙で得た権利を使って、来年以降も交付金を受け取り続ける。
プロジェクトは失敗した。でも、お金を受け取る権利だけは使う。
私はこれを脱法的なスキームだと考えています。
私はこれを「政党交付金の持ち逃げ」と表現してきました。言葉が強いとお叱りも受けます。
ならば呼び方は「疑惑の交付金」でも何でも構いません。ただ、多くの有権者の感覚は、松井さんの言う「詐欺的」に近いのではないでしょうか。
来年以降も受け皿を残して受け取り続けるとなれば、納得できない人は7割、8割にのぼると思います。
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今回の説明でいちばん引っかかるのは、この交付金で落選した100人以上の方々を支援する、としている点です。
私は、これでは落選された方々がかわいそうだと思います。
約8割が納得していないお金です。そこから活動費を受け取った方が、有権者からどういう目で見られるか。政治改革や経済成長を訴えても、説得力を持てるでしょうか。
落選した仲間に、そんな負い目を負わせるべきではありません。落選議員の支援を本気で考えるなら、中道という箱そのものを守るべきでした。
旧公明と旧立憲で多少の違いがあっても、歯を食いしばって、落選した仲間が戻ってくるまで一緒に踏ん張る。嵐を耐えて、反撃ののろしを上げて、また政権を取りに行く。それが仲間ではないでしょうか。
実際には、選挙からわずか半年で、来年の統一地方選挙も見据えて解体が選ばれました。お金が大事だからこそ、塊をなくしてはいけなかったはずです。
では、どうするのが筋なのか。
中道改革連合は、選挙で使ったお金の清算まではやる。ここまでなら理解を示す方も一定数いると思います。
そのうえできちんと解散する。来年以降の支援は、クラウドファンディングでも何でもいいので、自分たちの力で集めたお金で行う。
私は、それが筋だと考えます。
私自身、落選中の苦しさは身をもって知っています。だからこそ、母体を早々に解体した判断は残念ですし、脱法的なスキームで得た交付金で落選者を支援するという方針にも憤りを感じています。
皆さんは、政党交付金を受け取り続ける旧中道の皆さんの対応をどうお考えでしょうか。
編集部より:この記事は、前参議院議員・音喜多駿氏のブログ2026年10月22日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。







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