黒坂岳央です。
筆者は毎年、20泊以上色んなホテルに泊まる。だが未だに慣れないことが「客室の照明」だ。とにかく全照明を落とすのが難しすぎる。それもリゾート地の高級ホテルほどその傾向がある。
高級ホテルはラグジュアリーな空間、素晴らしいホスピタリティにあふれているが、照明の消す難易度だけは☆1つになってしまう。
それは日本の話だけではない。アメリカ、シンガポール、欧州、どこへいっても高級ホテルの照明は消すのがあまりにも難しいのだ。

onurdongel/iStock
やたらと多い間接照明
高級ホテルほど、やたらと間接照明が多い。天井、壁、ベッドの脇、足元と、至るところに照明が設置されている。
確かに雰囲気はいい。だが、自分は美術館に来たわけではない。
就寝前に家族総出で照明を落とす労働はなかなか大変である。観光地を歩き回り、疲れてホテルに戻ってきたら、あとは寝るだけである。お風呂も大浴場を楽しむので、客室は寝るだけの空間だ。
が、いざ寝ようとすると、ここからが大変だ。まず、どこに照明のスイッチがあるのか分からない。ようやく見つけて押してみると、なぜか別の照明が消える。ベッド脇には複数のスイッチが並んでいるが、どれが何に対応しているのか、さっぱり分からない。
しかも、ようやく全部消したと思ったら、どこかの間接照明だけが煌々と光っている。仕方なくベッドから起き上がり、部屋中を歩き回ってスイッチを探す。それでも消し方が分からず、最後は眩しいので光を隠して寝ることさえある。フロントに電話して、照明の消し方を尋ねてようやく仕留めると、今度は夜中、子供のトイレの付き添いで電気の付け方が分からない。
せっかく高い宿泊料金を払って快適な時間を買ったはずなのに、寝る直前になって余計な仕事が増えてしまう。難しい照明はなにげにストレスなのだ。
ビジネスホテルの方が圧倒的に楽
一方、筆者が出張で利用する東横インやアパホテルでは、こうしたストレスを感じることがほぼない。
照明の数も操作方法も比較的シンプルで、寝ようと思ったらすぐに消灯できる。スイッチの場所も分かりやすく、複雑な操作を要求されることもない。
豪華な間接照明も、凝った演出も必要ない。疲れて部屋に戻り、スイッチを押して眠る。それだけのことが実に快適だ。
高級ホテルでは、照明の種類が多いこと自体が上質な空間演出につながっているのだろう。だが、宿泊客が照明の操作方法を勉強しなければならないのは、どう考えてもおかしい。
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筆者の希望は「全消灯」のボタンを一つ、分かりやすい場所につけていただきたい。それだけで一発解決するはずだ。
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