モンゴルで発生した大規模な草原火災をめぐり、大相撲の元横綱・朝青龍ことドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(46)がXで連日のように問題を追及している。日本とモンゴルの双方で事件を沈静化させようとする圧力があると主張し、日本の首相官邸への訪問を予告。さらに火災現場とみられる場所から被害状況を発信するなど、行動を活発化させている。

元朝青龍・ダグワドルジ氏
火災は10月8日、モンゴル東部ドルノド県のヌムルグ自然保護区で発生。焼失面積は約5288平方キロメートルと東京都の約2.4倍に達した。KDDI子会社の総合通信事業者「モビコム」の社員らが移動中、車両下部から発煙し、周囲の枯草に燃え広がったという。
「日本人だけが悪いのか」と疑問
ダグワドルジ氏は21日、Xで「一方的な日本人が悪いじゃなくて、現地で連れて行ったモンゴル国会議員たちは言わないの?」と投稿。火災の責任を日本人だけに負わせるような報道や議論に疑問を呈した。
一方的な日本人が悪いじゃなくて、現地で連れて行ったモンゴル国会議員たちは言わないの?
— Asashoryu第68代横綱朝青龍🇯🇵🇲🇳 (@Asashoryu) October 21, 2026
23日には「報道の圧力って。。。どんな国にあるんだね。おかしい」と投稿。
報道の圧力って。。。どんな国にあるんだね。おかしい
— Asashoryu第68代横綱朝青龍🇯🇵🇲🇳 (@Asashoryu) October 23, 2026
「日本のマスコミ報道 モンゴルにいらっしゃい」と、日本メディアに現地取材を呼びかけた。
日本のマスコミ報道
モンゴルにいらっしゃい。— Asashoryu第68代横綱朝青龍🇯🇵🇲🇳 (@Asashoryu) October 23, 2026
「日蒙双方から圧力」と官邸訪問を予告
26日には「モンゴル側、日本側の双方で、圧力をかけてこの件を風化させ、問題を沈静化させようとする動きが非常に強まっています」と投稿した。その中で「現在、この件について、すべての内容を確認し、詳しく精査しているところです」と説明。
モンゴル側、日本側の双方で、圧力をかけてこの件を風化させ、問題を沈静化させようとする動きが非常に強まっています。
現在、この件について、すべての内容を確認し、詳しく精査しているところです。
Монгол тал болон япон талын харьцуулалт.Төрийн нэрийн хүч хэрэглэн хэрэг мартуулах саармагжуулах ажилгаа маш хүчтэйгээр явж байна.
Цаашид үйл явцыг бичнэ!
— Asashoryu第68代横綱朝青龍🇯🇵🇲🇳 (@Asashoryu) October 26, 2026
その9分後には「近い内に内閣総理大臣官邸に足運ぼうと考えております」と首相官邸への訪問を予告した。
近い内に内閣総理大臣官邸に足運ぼうと考えております。
Би ойрын үед 🇯🇵ерөнхий сайдын ажлын албаар очих бодолтой байна!
— Asashoryu第68代横綱朝青龍🇯🇵🇲🇳 (@Asashoryu) October 26, 2026
ただし、ダグワドルジ氏が主張する圧力の具体的な内容や、その存在を裏付ける証拠は明らかになっていない。
自ら現地入りし、動物の死骸も公開
ダグワドルジ氏の行動はSNSでの発言にとどまらない。
27日には火災現場とみられる場所から、逃げ遅れた動物の死骸とみられる写真をXに投稿。
😞 https://t.co/WzbXmheIVQ
— Asashoryu第68代横綱朝青龍🇯🇵🇲🇳 (@Asashoryu) October 27, 2026
28日には、現地が中国との国境に接する厳重な自然保護区で、一般人が自由に立ち入れない場所であることを紹介した。
ここは、モンゴルの東の果てに位置する、ハルハ・ヌムルグの自然保護区です。中国との国境に接するこの地は、厳重な保護・管理のもとにあり、一般の人々が自由に立ち入ることはできません。
また、歴史的にも、第二次世界大戦の始まりと終わりの舞台となった、深い意味を持つ場所でもあります。
ここで、どちらが勝ち、どちらが敗れたのかを語るつもりはありません。ただ、この無意味な戦争で、あまりにも多くの若者たちが命を落としたという事実を、心に刻んでおきたいのです。
私はこれまで、日本政府に対し、せめてこの地で命を落とした兵士たちの遺骨を収集してほしいと、何度も働きかけてきました。しかし、真剣に取り合ってもらえることはありませんでした。
当時、外務大臣を務めていた河野太郎氏にも直接伝えましたが、返ってきたのは「検討する」という言葉だけでした。@konotarogomame
— Asashoryu第68代横綱朝青龍🇯🇵🇲🇳 (@Asashoryu) October 28, 2026
現地の惨状を伝える行動には、SNS上で感謝や支持の声も寄せられている。
一方、KDDIは火災を謝罪しつつ、モビコム社員は現地当局の許可を得て、当局の管理・監督下で移動していたと説明している。出火原因や責任の所在は調査中だ。
日本企業だけでなく、モンゴル側の関係者にも説明を求めるダグワドルジ氏。日蒙両国に影響力を持つ元横綱の官邸訪問は実現するのか。今後の動向が注目される。






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