ベルリンドイツオペラ ” 神々の黄昏 ”(ベルリン)

ベルリン音楽旅、5日目。

「ベルリン・ドイツ・オペラ」、リヒャルト・ワーグナー「ニーベルングの指環 神々の黄昏」。建物前にはためく二つののぼりに、ワグネリアンとしてテンション上がる♪

ワーグナーのリングチクルス、ワグネリアンとしては、一生に一度は!ね♪

ブリュンヒルデのキャサリン・フォスター(「ジークフリート」と配役別)、見事!!聴きながら吹き飛ばされそうな声質もドラマティックな表現も、ブリュンヒルデによくあってる。

負けじと、クレイ・ヒレー(ヒレイ?)も声を張り上げ、一幕のデュオの迫力ときたら、、、。三幕の言い争いもものすごい。圧巻。

ハーゲンのアルベルト・ベーゼンドルファーもとても説得力あって素晴らしいし、他の配役も文句なし。合唱もまあまあ。

充実の歌手陣。

一幕カーテンコール
客席にハーゲン

このオペラハウスのテラス、広々していて本当に気持ちいい
毎回、ここで休憩

二幕カーテンコール

休憩中、奏者はモブ俳優たちもテラスでおくつろぎ

三幕カーンコール
ジークフリートと神々の黄昏両方で、強烈な声量で歌い切ったヒレーinジークフリート
お疲れ様でしたー

今夜の1番は、キャサリン・フォスターin ブリュンヒルデ
おみごと!

上部の照明が、ラストシーンの演出の肝。
みんなに体験してほしい〜

演出、今夜もいいなぁ。

数日前に観た「ジークフリート」と比べるとファンタジー感は減ってよりシンプルだけど、会場巻き込み型で、ヴァルトラウテやハーゲンが客席に座ってたり、パンダ演奏が客席上の見えるところでで行われたり、合唱が観客席横から登場したり。

ピアノと楽譜は今夜も大活躍。多分、4作全てでピアノがキーなのでしょうね。

ギーヒヒ家の内装がこの劇場のフォワイエ&バーで家臣たちが私たち観客みたいだったり、グンターがジークフリートに初めましてするとき名刺渡したり、クスッと笑える演出もちょこちょこ。「ジークフリート」ではいらないと思ったモブキャラたちは、今夜は神々に扮してそれなりに象徴的な背景として機能。薄い布と照明の使い方は今夜も抜群で、このおかげで場面転換が実にスムーズ。

ラストも痺れる。照明の特徴をたっぷり使って、壮大な神話スペクタクルに溺れきっていた私たちを、”これはただのオペラだったんだよ、はい、おしまい!”と、見事に現実に戻してくれる小気味よい仕掛け。くぅ〜、やっぱりヘアハイムの演出、好き〜。

オーケストラも今日もそつなく。ほんっとオペラに長けた指揮者で、オーケストラをオペラの大切な”歌手”に仕立ててる。

「ニーベルングの指環」最終日。カーテンコールでは奏者も舞台に乗って、大喝采。

何度目かのカーテンコールの後、幕が開くとベルリン・ドイツ・オペラのオーケストラ&指揮者ドナルド・ラニクルズ。
2回あるリングチクルス、今夜が一回目の最終日とあって、オーケストラも舞台に。
ワーグナーは音楽も大切な”歌手”的存在。よいオーケストラがないと、ワーグナーの魅力は半減する。
ブラヴォ!

16時〜22時半。お尻痛くなるけど、1時間ずつのアントラクトは、広々気持ちいいテラスでくつろぐのにちょうどいいひととき。奏者やモブキャラたちもテラスでご飯食べたり歓談。どこかフェスティヴァル感も漂って、とても心地いい空間。

ワーグナーが描いた壮大な世界の崩壊。110分、70分、80分、わくわくはらはら夢中で聴き惚れ観ているうちに、あっという間に終わっちゃう。もう一度初めから見たい、と思わせる、大満足公演。

あー、楽しかった!

※ 数日前の「ジークフリート」はこちらです。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々6」2026年6月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々6」をご覧ください。

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