竹島、信用力、国家戦略 - 北村隆司

北村 隆司

元旦の読売新聞社説は「多くの国民が、不安を胸に新年を迎えたに違いない。日本の将来に、期待よりも懸念、希望よりもあきらめを強く抱かせるような、政治の迷走、経済の停滞が続いているからだ。国家戦略なき日本は、国際社会の荒波の中で孤立化し、やがては漂流することになろう。」と政治の責任を問いました。
国家戦略が見えない事が日本に対する懸念につながり、ニューヨークタイムズやウォール・ストリート・ジャーナル、ファイナンシャル・タイムズなども同様で、日本の将来、特に成長政策なき経済政策の見通しに悲観的な記事が目立ちます。

それに対し韓国を見る目は、史上最大の貿易黒字の達成、フランスや日米連合を破ってのアラブ首長国連邦(UAE)での原発受注、念願のOECD加盟とG20の議長国への就任などの追い風もあり、概ね好意的です。

海外の評判に異常に敏感に反応する韓国ですから、韓国三大新聞の電子版でその様子を覗きますと、ヴォーゲル教授の「Japan as No-1」を信じて、「米国の時代は終った!日本が世界の未来を担う」と浮かれた、かつての日本を遥かに上回る興奮ぶりです。


日韓併合条約から100週年に当たる今年は、「亡国百周年」と呼び年末年始にかけて一斉に歴史観キャンペーンが行れました。この事情を配慮したのか、日本政府は中学校の教科書学習指導要領解説書で竹島に触れない事を決めましたが、川端文部科学相が記者会見で「竹島が日本領土であると言う日本政府の立場は変らない」と述べた事実が伝えられた途端、「反省が足りない!」「独島(竹島)どろぼー!」など悪口雑言の限りをぶつけるなど、日本政府の配慮は逆効果になってしまいました。

その様な時に、竹島問題で「韓国側の主張が正当だ」という学習資料を配付した、北海道教職員組合の信岡聡書記次長の言動が韓国の興奮を煽りました。

朝鮮日報の特派員とのインタビューに応じた信岡書記次長は、韓国側の主張を支持する理由として「政府が中学校の教科書学習指導要領解説書に、竹島問題を含めるという話を聞き、何度も研究を行った。解説書に竹島問題が含まれれば、教科書に内容が載らざるを得なくなる。どのみち教えるほかないのなら、対立について教えるのではなく、平和教育の範囲内で韓国側の立場を生徒に十分に知らせることが重要だと考えた。日本の竹島領有権主張は、(日露)戦争中に用途が生まれ、主張し始めたものだ。明確に日本の領土だと主張できるだけの(歴史的)根拠を探し出すことはできなかった。日本の教育には、“近隣諸国条項”というものがある。教室で生徒たちに教える際、近隣の国に配慮しなければならない、という原則だ。まだ解決していない問題を教科書に載せることは、この原則から外れている」と北海道教組の立場を説明しました。

公務員である教員組合幹部が、政府の外交政策の反対の主張を紛争当事国向けに発表することがあって良いのでしょうか?鳩山首相や横路衆議院議員議長の地元の北海道で、小沢幹事長と並ぶ実力者の輿石議員会長の出身母体の教員組合の信岡書記次長の発言でありながら、政府が批判も否定もしない態度を見ると、外国としてはどちらを信用してよいのか迷います。

興奮し易い韓国人も外交になると意外に現実的で、したたかな面があります。そのしたたかさは、朝鮮族が清の時代以前から多数居住してきた「間島」「白頭山」地域と人間の居住も出来ない単なる岩礁に過ぎない「竹島」についての主張の硬軟に見られます。

豆満江北方の土門江こそ中朝国境であると主張した朝鮮政府の主張を認めた日本は、当初は朝鮮政府の主張通り間島を朝鮮領と認めていました。その後、1909年日本と中国の外交交渉の結果、日本は中国の間島領有を認める「間島協約」を締結し、領土問題に決着をつけました。

中国の強硬な要求を受け入れて出来た「間島協約」ですが、韓国政府はこの問題の発端は日本にあると日本を非難するだけで、中国への非難は控えています。

韓国の中国に対する弱腰は、北京の新年の模様を伝える某大手新聞の社説にも表れ『中国の地位が向上すればするほど、中国の韓国に対する関心は薄れ、かつては「経済発展の師」として扱われた時代はとっくに去り、現在ではこれ以上学ぶ物はない普通の国として待遇されている。中国の周辺国として、昨年は日本、ロシアに続き3位の重要国家であった韓国も、今年はインドや東南アジアにも抜かれた。』と中国の韓国への関心が弱まりを嘆くだけで、領土紛争には全く触れていません。

同じ領土紛争でありながら、中国には遠慮し、日本には激怒する韓国の真意は何処にあるのでしょうか?「韓国は強いものには尾を振り、甘やかすとのさばる始末の悪い国だ」と片付けるのは簡単ですが、これでは何一つ解決しません。

隣国同士でありながら、国情は可也異なります。暴力スト、乱闘国会、検察力の乱用など、韓国の成熟度は日本より40年は遅れています。これが、韓国の信用を傷つけ、日本の韓国観に悪影響を与えている事は否定出来ますまい。

先進国家の新聞には見られない罵詈雑言を日本に浴びせる韓国の報道に接すると、韓国に悪感情を持たない私でも嫌韓感情が芽生える事は否定しません。然し、抗議運動の集団暴徒化や過激な非難活動は、感情が高ぶり易い韓国では国内問題を巡っても良く起こる現象で、竹島や歴史観など日本関係の問題だけではない事実を、民主制度の先輩である我々が、度量を持って接する余裕も必要です。これも、松本氏の言う大人の外交の一つでしょう。

又、韓国では、日本がとっくに失った「勤勉」が今でも健在で、人口に占める大学院卒業生の割合は日本より遥かに多い高学歴国家だと言う事も知っておく必要があります。日本に追いつけ追い越せとひた走る姿は、米国相手に頑張った一昔前の日本の姿と重なります。

永い歴史と文化を誇るこの両国が、平和に友好的に共存できる国家戦略の妙案はないものか?と思案している時、国際的な企業で活躍する知人から、こんなメールを貰いました :
「日本が世界に誇れるのは、「経済力」だけではなく「信用力」なのではないかと、最近考えております。中国などが「経済力」を伸ばしていく中で、国際社会の中で日本が存在感を保ち続けるためには、「日本の発言には一目おこう」と思ってもらえるような「信用力」「信頼力」を維持し、磨いていくことが大事ではないかと思っています。そのためにも、諸外国に対しても国民に対しても、八方美人ではなく、政権として一本筋の通った国家の舵取りを願っています。」

これを読み、従来の日本の“国家戦略”の根幹が「経済力」を背景にした「援助と言う賄賂」と「紛争支援と言う手切れ金」が中心で、「経済力」に加えて「信用」と「信頼」の醸成を目指す長期的国家戦略に欠けていた事に気がつきました。

前述した様に、領土問題を巡っての韓国の対中、対日姿勢の違いから学べる事は、日本が韓国にとって必要不可欠で、信頼の出来る国になれば、感情的でも現実的な韓国の反発は和らぐと言う教訓です。「信用力」「信頼力」を磨くこの努力は、韓国問題に限らず国際社会の中で日本が存在感を保ち続ける日本の国益にも直結する筈です。

指導者の言動も信用力に大きな影響を与えます。オバマ大統領に「Trust me.」を繰り返した鳩山首相は、「日本の信用力」を著しく傷つけました。

マハトマ・ガンジーは「リーダーシップが力を意味したのは一昔前の話で、今は多くの人々の信頼を得る事がリーダーシップなのだ」と言う言葉を残しました。

現実は、評論や名言で「国家戦略」が出来るほど甘くはありませんが、国民の圧倒的多数の支持を受けた民主党が選挙対策一辺倒の「割れ鍋に綴じ蓋」型連立を解消し、一段と成長した日本国民を信じて、民主党の政策に沿った国家戦略を打ち出す事が「国民が日本の将来に、懸念よりも期待、あきらめよりも希望を強く抱かせるような国」にする唯一の方策だと一人で得心した正月でした。
       ニューヨークにて        北村隆司

コメント

  1. hogeihantai より:

    日本には江戸時代に作成された竹島の古地図が存在するのに、日本に併合される前に朝鮮で作成された独島の地図は一枚も存在しないという事実一つをとっても韓国の主張には無理がある。然し憲法上、武力で他国との紛争を解決できず、国際司法裁判所での判定も韓国が拒否している以上、日本は諦めざるを得ない。そもそも国益を考えれば、竹島を領有することで、日本に何の利益があるのか?経済的損益を考えれば、出費の方がはるかに大きい。韓国にとっても、漁業の収益より、コーストガードを海域に展開したり、独島駐在の警備員の派遣費用等の出費の方がはるかに大きいはずだ。

    日本の数千もの島嶼についても、有人の島については、本土の人間にとっては大きい経済的負担となっている。各島の自治体の予算はネットで公開されているが、都道府県と国の支出金がどの島も予算の9割前後を占めている。領土は広ければ良いという発想は変えたほうがよい。北方領土についても帰ってくれば、インフラの投資は莫大で益々、国の財政破綻を加速させるだけだ。竹島は欲しいというなら熨斗つけて差し上げるのが大人の国の態度というものだ。

  2. kouji murakami より:

    私は、日本国籍の在日韓国人です。

    と言う事も重なってなのか、興味深く読ませて頂きました。気になる所を抜粋します。

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    又、韓国では、日本がとっくに失った「勤勉」が今でも健在で、人口に占める大学院卒業生の割合は日本より遥かに多い高学歴国家だと言う事も知っておく必要があります。
    ----------

    この事は、認識論に違いがあるのかもしれませんが、これは言うまでも無く、既に周知された事と認識するべきではと感じている所です。

    もっと重要なのは・・・日本がとっくに失った「勤勉」・・・ここに切り込んだのでしたら、何故こうなったのか、と言う事を深く探求して敷衍するべきではないかと感じています。
    ・・・つづく。

  3. kouji murakami より:

    ・・・つづきです。
    私のlivedoor blogから
    私の見かたは、それに気づき、提言しなかった若者に問題があると言う派です。つまり、受身のほうが楽だと言う風潮が根付いてしまったところを指摘しますね。また、企業側も、そのほうが管理しやすいと言う安易な教育指導法を選択してきたために起こっている人材の空洞化ではないでしょうか。

    言い換えると、高学歴を手にしたが、周囲皆が高学歴で特に「目指す目標も無く」勉強が出来る成績優秀な人たちを これから、どのようにして軌道修正させるのか、ここに、着眼するべきではないかとも考えます。

    先の例に当てはめてみますが、何故「勤勉」を失ったのか、一つは、指導教育する側が失わせてしまったと言う事は、事実否定出来ないでしょう、その結果として、学生の勤勉欲が薄れてしまった。と言う事ではないのですか。

    ここを敷衍して論じる事が必要不可欠ではないのでしょうか。つまり、これからどうしたいのか、と言う発展性を考えて頂きたいと言う所でしょうか。

    これ「ネット・・・」からです、それほど悲壮な生活環境なのですね。ではまた。

    村上光治 むらかみこうじ
    kouji murakami cello-murakami Muse livedoor

  4. srx600_2 より:

    >>hogeihantai
    まるで朝日の社説みたいですね。大手マスコミの汚染された情報を浄化することが、このサイトの存在意義だと思うのですが・・・

    そもそも反日を前提にした主張をされると建設的な議論になりませんよ。

    確かに竹島や北方領土は今の情勢では返還される事はまずないでしょう。しかしながら国家という概念が存在する限り領有を主張し続けなければなりません。
    一度でも他国の主張を認めたら、失われた国土は永遠に帰ってこないからです。

    今の日本人に足りないものは、不快な状態に耐えると言う事だと思います。
    得てして人間は楽な方、暴発か隷属を選びがちですが、我慢強く時代に見合った合理的判断が出来る限り、日本が大きく崩れる事はない筈です。

  5. ka_z10 より:

    小さなことを指摘するようで大変恐縮ですが、「リーダーシップが力を意味したのは一昔前の話で、今は多くの人々の信頼を得る事がリーダーシップなのだ」という言葉を残したのはマハトマ・ガンジーではなく、インディラ・ガンジーだと思います。
    http://thinkexist.com/quotes/indira_gandhi/

    印象に残った言葉だったので、調べてみたところマハトマ・ガンジーの言葉のリストに載っていなかったので修正させてください。
    しかし、大変重要なことですよね。

  6. hogeihantai より:

    srx600_2>反日を前提とした主張

    私の主張のどこが反日なのですか?極めて建設的意見だと自負していますが?主張し続ければ、島が戻ってくるのですか?何かの宗教みたいですね?それとも具体的な方策でもあるのですか?あるのであれば是非聞きたい。

    北方領土については2島は返還するとロシアはいっている。4島返還を主張する限り2島も返還されず、現状は未来永劫固定され、結局1島ももどって来ないことになる。島の返還は日本人にとって経済的負担で、国益からみて合理的でないと私は主張しているのです。貴方の合理的判断とはどういうものですか?

  7. 未来 より:

    国家戦略は、とても大事なのはわかります。
    今の少子高齢化を何年も放置してきた自民党政権の無策に腹立たしく思います。
    また、日本の大事な領土を簡単に放棄しろと主張する公務員などが存在する、戦後の日本の教育崩壊が嘆かわしい。
    先のコメントで、「日本国籍の韓国人」っていう意味がわかりません。
    韓国系日本人となぜ言えないのでしょう。
    国籍は日本だが、心は韓国人と言いたいのでしょうか?
    こう言うことも、日本のビジョン無き移民政策につながり、日本の崩壊につながると思います。
    日本国籍をとるということは、日本の文化文明が好きで、日本の発展に貢献することを誓うことだと思います。

    私は、鳩山さんの考えに近い。
    外国人が、あんな素敵な文化を持つ日本に住みたいと思う日本にしなければならない。
    そして、そんな日本の発展に貢献しようと考える外国人の移民は大賛成です。

  8. 海馬1/2 より:

    孤島の領土権を主張しないということは、近海に治外法圏を認めるということで、それこそ、国際法による捕鯨禁止も摘発できなくなるということですが、よろしいのですか?w
    船舶・航空機の航行は島づたいに行いますが?
    公海をGPSで航行するにも海流・地形で限度がありますよ。
    海賊行為の基地とされてもよろしいのですね?

  9. hogeihantai より:

    海馬さん

    私は竹島、北方領土の紛争中の島の事を言ってるのです。既に他国も認めている領土を放棄しろと言っているのではありません。領土とは国民が豊かになる利用価値があってこそ存在価値があるのです。北方領土等は帰ってきても財政的負担ばかりが多くて、国民の利益にはなりません。

    領土が広いほど良いというのも間違いです。ハワイやグァムが日本領であったら、観光で行くにしても今よりはるかに高料金になります。沖縄もアメリカ領土のままの方が米軍駐留費負担も無く、本土からの観光費用も安かったでしょう。諫早湾の干拓で日本の領土は増えましたが、豊かになりましたか?逆でしょう?常識は疑ってみるものです。

  10. tdbennett より:

    横槍ですみませんが、

    >海賊行為の基地とされてもよろしいのですね?

    これは余りにも白々しいかと思いますが…

    hogeihantai氏、
    (捕鯨の話に持っていくつもりではなく、あくまで国家戦略としてです)国際的な漁獲量規定は大幅に破るわ、検査・調査もおざなりだわ、国民にはペナルティを課せられた事には触れずに、資源が(他の国々の乱獲によって)減ったからだとさえ解釈出来る理由付けをする水産庁って、日本を代表する詐欺機構だと私は思いますが、素朴な疑問として、世界の流れを無視して漂流するなら補助金頼みは変ですが(それが国民の総意だったのなら、勉強不足ですみません)、何故『仕分け』にかからないのでしょうか。水産庁は触れてはいけない所なのですかね。

  11. srx600_2 より:

    hogeihantaiさん

    仮に日本が竹島の事を独島でいいと言ったらどうなると思いますか?
    次は十中八九、現在領有権を求めている対馬に狙いを定めるはず。
    これ以上何も奪われない為に、不毛とはいえ主張するだけです。

    あなたは竹島や北方領土をただの”土地”だと思っているようですが、これは間違っています。
    領有権を争う島はただの”土地”ではなく、国家間パーワーゲームの道具なんですよ。
    たとえ何の資源の無い島だとしても、譲ってしまうと日本は外国に大して弱腰だというシグナルを全世界に発することになる。

    これから激化する北極での資源争奪戦、中東での石油権益確保等で日本は恫喝すれば、いとも簡単に有利な立場に立てると認識されます。

    維持費がかかるとか観光費が安いとかで国に判断されたら堪りませんよ

  12. 海馬1/2 より:

    >9
     韓国に譲渡すれば、「諫早の干拓」 を 竹島でやりますよw
    よろしいのですか? 
     北方4島は日本が領土権利を主張する根拠はあります。
    また、住民のロシア人がTVインタビューで、荒地を指して、「入植したころは日本人の住居がまだ残っていて、庭もよくていれされていた云々・・」といっているのを見たことありますがw ロシアにとっては辺境なので、放置すればますます荒廃しますよ。
     北極海とか南氷洋とか(いずれ締め出されますがw)でなくて、東シナ海ですでに、日本が権利を主張しょうが、中国が採掘しはじめていますよw
     疲弊した日本近海の漁獲資源(自然環境)の復活や将来のため海底地下資源の温存をしようとしても、ロシアと中国の爆食が始まりつつあるのですが、どうします?w
     ま、もともと、冷戦構造で海峡封鎖で両国を外洋にださないようにしてたので、近海開発しているわけですが。
    それと、 アラスカ経由の航空機の経路は樺太・千島・トカラが南限じゃなかったですか? 
     

  13. 海馬1/2 より:

    >9
    >諫早湾の干拓で日本の領土は増えましたが、豊かになりましたか?逆でしょう?常識は疑ってみるものです

     豊かかどうかは、まだ、答えがでていませんけど?w
    「領土」ではなく、元々の計画では「耕作地」のちに「工業用地」で、時代がかわって用途不明。
     海苔の青焼けは干拓『工事』も原因の1つと『考えられる』のであって、環境変化が新しい平衡状態になってみないと、
    顕著な被害はわからない。 防波堤の撤去工事をすれば、
    平衡状態になる(戻るでは無い)のがまた先になる。

  14. 海馬1/2 より:

     卑近な例でたとえさせてもらいますと
    街道沿いの民家の軒先に自販機業者が設置した
    自販機に近所は元より、道路を通過する車両からも、
    缶以外のゴミを放置されだしたら、その処理は誰が行いますか?w ベンダーは缶しか回収しない(実際はかたづけます)
    地権者が曖昧で、しかも、民家の土地ではなく電源は電信棒
    なので、その民家と直接の設置契約は無い。行政は私有地で民事だとすると、その「民家」が清掃負担することになります。 「設置前に拒否する」のは我儘ですか?

  15. kouji murakami より:

    # 2010年01月08日 16:27 # 7. 未来さまぇ
    先ずは、参考になる「ご意見・ご指摘」を頂き、ありがとうございます。

    ?ページタイトルは、検索キーワードに直接反映されるために、日本語の文法的なタイトルは、上位ランキングしにくいと言う構造になっています。
    と言う事柄を考慮して「日本国籍の在日韓国人」とした経緯がありますが、これも一種のSEO対策ですね。

    ?私は、実父は知りません。私自身、物心ついたときすでに、村上(養父)でした。
    その村上が、日本国籍に帰化(各種法律を勉強して書類を作成し手続き)してくれました。
    詳しくは、「日本国籍の在日韓国人」をチェックして下さい。

    ・・・つづきます。

  16. kouji murakami より:

    ・・・つづきです。

    ?自身のブログでは、あえて、公開していない「秘話」を明かしましょう。

    私自身が、韓国人(日本国籍の在日韓国人)であると言う事は、亡き実母(クラシックバレエのダンサーでした)から聞かされ知りましたが(何となく気づいてはいましたが)、実母の話では、「李氏朝鮮(李朝、朝鮮王朝とも言われる時代)」の子孫だと言う事も聞かされました。
    それからしばらく経ってから、「 系譜 」を見せてもらい、子孫だと言う事をあらためて知りました。その当時は、なんとなく聞いていただけでしたが、系譜からもそうなのでしょう・・・。
    詳しい事は、生活が落ち着けば、自身の生い立ちについて、研究しようと思い描いているところです。

    村上光治 むらかみこうじ
    kouji murakami cello-murakami Muse livedoor
    ではまた。

  17. 未来 より:

    村上様

    少し配慮のない書き方をしたかなと思いましたが、日本の事を思えばとのコメントでした。

    一緒に日本の発展、そして韓国を含むアジアの発展を考えていきましょう。

    実は昨年の事業仕訳での、蓮舫氏へのバッシングにとても腹立たしく思いました。
    一生懸命に日本の事を考えての行動と思われるのに、出身が外国と言うだけでの批判に同じ日本人として腹がたった1人です。
    このアゴラでも、スパイ呼ばわりする記事を書いている方がおりましたね。

    日本人は、そんな懐の狭い者ばかりではありません。
    アゴラ等を通じて、これからの日本のあり方について皆で考えていきましょう。

  18. ウエノリ より:

    歴史を遡っても、竹島の領有権ははっきりしないだろうと考えています。なぜなら、昔の人達は、竹島がどちらの国に属しているかについて関心がなかったからです。どちらの国でも、海のかなたの海面上に浮かぶ誰も住んでいない岩に領有権を求めることはなかったでしょう。この問題は、19世紀か20世紀以降に発生したものだと考えるべきだと思います。それ以前の史実は根拠にならない。
    そうすると、竹島は、もともとどちらの国にも属していなかったと考えるのが妥当でしょう。そこに、近代になってから線引きをする必要性が生じた。

    そこで、私の提案ですが、竹島を韓国と日本で半分こして、両国間の平和と友好のための拠点にしてはどうでしょう!
    島の真ん中に線を引いて、そこをまたいでサッカーと野球のできる競技場を建設します。軍隊と自衛隊の上陸は禁止。
    観光開発を進めれば両国の国益につながります。

    あほかと思われるかもしれませんが、これが一番、大人の選択だと私は思います。いかがでしょう。