名古屋トリプル選挙の意味するもの

2011年02月07日 10:28

名古屋トリプル選挙が昨日行われた。結果は予想通りである。唯、特筆すべきは、河村前市長の、民主党支持層の80%もの得票を得ての圧勝では無いか。

河村前市長の主張は至ってシンプルである。市議報酬の半減に代表される、無駄を省く事で、市民税の10%減税を達成し、結果、地域の経済を活性化するというものである。

無駄を極力省いた、コンパクトで効率的な行政に拠り、地域を再生すると言っても良いかも知れない。

いずれにしても、河村前市長の主張が、名古屋市民に圧倒的に支持された事は選挙の結果より明らかである。

一方、政権与党民主党及び、最大野党自民党の推薦する候補は名古屋市長選挙、愛知県知事選挙共に惨敗した。

自民党は旧態依然の「利益誘導」。一方、自民党に代わって政権の座に就いた民主党は「バラマキ」。何れも中央政府が一旦徴税し、此れを地方に配分する古いシステムである。

今回の選挙はで特筆すべきは、名古屋市民が、そして愛知県民が、古く成って機能しない、此のシステムに「NO」を突き付けたと言う事では無いか。

今回の惨敗を受け、民主党幹部は「河村台風にやられた」との、お得意の妄言を吐いているらしい。何時もながら、実に「疎い」政党である。

彼らが説明する様な、属人的、局地的、そして一過性の事象では無い筈である。

名古屋市民、愛知県民は、大きくて不効率な行政では無く、コンパクトで無駄のない行政を選択したのでは無いか。機能しない中央集権より、自らの声を直接反映出来る地方分権を、より好ましいと選択したのでは無いか。「利益誘導」や「バラマキ」を忌避し、あるべきものとしての「自立」を選択したのでは無いか。

4月に統一地方選挙が予定されている。雪崩現象が起きる事ほぼ確実で、内輪揉めに明け暮れ、大事な事を何も決める事の出来ない、民主党の大敗は確実であろう。

統一地方選挙に於ける大事なポイントは、今回の愛知県、名古屋市の如く、自立を志向する地域と、相も変わらず中央政府からの「補助金」を「おねだり」し続ける地方に、日本の地域が2極分化するのではと言う仮説である。

結果、国論を2分する議論と成るかも知れない。ある意味、政権からの陥落が確実な民主党の惨敗よりも重要な話であろう。

民主党の極度の無能は国民に深い失望を与えた。

しかしながら、此れに危機感を覚えた国民が、4月の統一地方選挙に於いて、大きくて非効率な行政から小さくて無駄の無い行政に、中央集権から自らチェック可能な地方分権に、おねだりを止め、利益誘導やバラマキから自立を選択する事と成れば、正に雨降って地固まるであり、結果、民主党は将来歴史家より、「救国の党」と称される事に成るかも知れない。

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