楽天はチェック体制を強化できるか

2013年11月15日 11:00

Amazonは日本にも巨大な配送流通センターを持っています。国内には11の配送拠点(うち1つはニッセンとの協業)がある。別に、Amazonの肩を持つわけじゃないんだが、楽天はこないだようやく三番目の物流拠点を作ったばかり。しかも、その場所は市川に二カ所、柏に一カ所と千葉県内に偏っています。Amazonを凌駕するほどの取扱い額といわれる楽天がロジスティックスに金をかけずにすむのは、主に出店契約する各店舗が自前で在庫を抱え、配送までやってるからです。さらに契約店の中には、単なる仲介業者として商品を右から左に動かしているだけのところもあるようで、表題のブログでは「楽天には産直物のドロップシッピング業者が入っている」と書いています。


ドロップシッピング(Drop Shipping)というのは、本来は商品の発送を製造元や卸が行う直接取引のことです。ネット上の取引などでは、ネットショップが販売に介在することで製造側の営業負担を軽減する、と広がっている。大きな意味の業態としては、楽天はこうしたドロップシッピングの元締めのようなものでしょう。しかし、2009年頃から「在庫を持たずに儲けることができる」と勧誘し、ユーザーにネットショップを開かせて諸経費などを詐欺まがいに徴収する、ドロップシッピングを騙った悪徳商法が問題になっています。

ITmediaニュース」によると、楽天の三木谷浩史社長が、問題になった「楽天日本一セール」の不当な二重価格表示疑惑について「今後はチェック体制を厳格化する」と謝罪したそうです。表題ブログは、三木谷社長が薬のネット販売の全面解放を声高に訴えるのは当然としても、疎漏な楽天の体質が改善されないまま、命や健康に関わる薬の販売をまかせるのは危険、と書いています。

三木谷社長が規制緩和を主張し始めた途端、急に「楽天商法」の問題点が指摘され始める、といった推移もちょっと首を傾げざるを得ない面があるんだが、いずれにせよECはまだまだ過渡期です。ドロップシッピングサイトへの誘導など、充分チェックしきれない契約店舗もありそうだ。信頼を取り戻すためにも医薬品のネット販売規制緩和のためにも、商習慣や法の目をかいくぐる連中がほくそ笑むようなことは極力なくしていかなければならない、と思います。

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楽天で例の定価12000円(笑)のシュークリームの販売会社ってどんなとこ?


日産が三角翼形のコンセプト EV スポーツ「ブレイドグライダー」を公開、市販化を目指す
engadget 日本版
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冬のボーナス:約半数が「なし」と判明!! 40万円以上支給される人はわずか18.6%
IRORIO
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ボージョレ、おいしく飲むコツは小ぶりなグラス
ガジェット通信
若くて軽いワインなので、デカいグラスだと大げさですね。毎年のことながら、毎年のように「当たり年」という表現をしている。毎年恒例の表現です。安いボジョレーで充分。じゃぶじゃぶ遠慮なく飲みましょう。

NASA says new deep space vehicle on track for 2014 test
PHYS.ORG
米国はスペースシャトル計画を捨て、ソユーズ型の使い捨てロケットの方向へシフトしています。これが「Orion(オリオン)」と呼ばれる有人宇宙船を使った計画で、国際宇宙ステーション(ISS)へ人や物を運ぶことを目的に開発中だとか。ようするに、まだ人類の宇宙技術は発展途上であり、模索状態から脱しきっていない、ということ。コストやリスクの面からも、使い捨て型が多用されるようになりそうです。この記事によると、2020年代にはオリオンを使った月を周回する打ち上げを予定しているらしい。宇宙開発で現状、ロシアに抜かれている米国が捲土重来を期している、というわけです。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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