イクメンならぬイケメン不倫議員として活動したら? --- 白岩 賢太

2016年02月11日 13:50

国会議員カップルの育休取得をめぐり、一石を投じた自民党の宮崎謙介議員=京都3区=でしたが、週刊文春が報じた不倫疑惑でどうやらせっかくの議論もすべて台無しになるかもしれません。

宮崎議員のブログによれば、2月5日に長男が誕生したそうです。ブログには出産までの経緯を詳細に記し、「壮絶ですね、出産は。これから2人で大切に育てていきたいと思います」と長男誕生の喜びもつづっていましたが、週刊文春Webによれば、宮崎議員は出産の一週間前に京都市の自宅に女性を招き入れ、一夜を共にしていたそうです。

不倫疑惑が事実かどうか定かではありませんが、疑惑が報じられた後の対応をみる限り、本人もなにかしら後ろめたい気持ちがあるのかもしれません。いずれにせよ、疑惑を認めるのか、否定するのかはともかく、世間に「イクメン」をアピールした以上、都合の良いときだけマスコミを利用するのではなく、国会議員として公の場で本人の口から釈明するのが筋だと思います。

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▲衆院本会議を終え、手で顔を覆う自民党の宮崎謙介衆院議員(中央)=9日午後、国会(斎藤良雄撮影)

国会議員の育児休暇取得をめぐる議論は本来であれば、真剣に議論すべき中身だったはずです。そもそも、国会議員には育児休暇の規定がなく、出産に関してのみ、衆議院規則185条で「議員が出産のため議院に出席できないときは、日数を定めて、あらかじめ議長に欠席届を提出することができる」と規定しています。

参院にも同様の規定があり、これまでに橋本聖子参院議員ら、衆参で計9人の女性議員が取っていますが、男性議員が育児を理由に休暇を取得した先例はありません。それだけに賛否はともかく、宮崎議員の育休宣言は十分議論する価値があったと思います。

ただ、不倫疑惑が報じられた以上、宮崎議員がいくら国会議員の育休取得を訴えようとも、議論を続けるのは難しいと言わざるを得ません。彼の疑惑が晴れない限り、もはやイクメン議員のイメージは悪くなる一方です。正直、真剣に議論する気すら起きないのが本音ではないでしょうか?

そういえば、ちょっと前にも国会サボり疑惑を週刊誌に報じられ、物議をかもした方がいらっしゃいました。その方は今や完全に開き直って、グラビア本を出したり、バラエティー番組にも出まくって、国会議員の活動以外で目立っています。

好感度タレントだったベッキーの時もそうでしたが、不倫疑惑が報じられてマスコミから逃げるように「休業」宣言するのではなく、宮崎議員にはもういっそのこと「イケメン不倫議員」として開き直って活動を続けた方が本人にとってはいいのかもしれませんね(笑)。

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iRONNA編集長、白岩賢太
プロフィール;総合オピニオンサイト「iRONNA」編集長。1975年、岡山県生まれ。2001年、産経新聞社入社。京都総局、大阪社会部を経て、2014年10月から現職。社会部時代、連載企画「橋下徹研究」を担当し、橋下氏本人や関係者ら100人以上に取材した。


編集部より;この記事は、産経新聞社のオピニオンサイト「iRONNA」編集長、白岩賢太氏の2016年2月9日のエントリーを転載させていただきました。転載を快諾いただいた「iRONNA」編集部に御礼いたします。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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