パチンコマネーと版権ビジネス、営業に群がる芸能界 --- 田中 紀子

寄稿

先日、指原莉乃さんことさっしーに対するブログ、アゴラさんに掲載して頂きましたので、まだお読みでない方、是非、ご一読下さい。

指原莉乃さんに発言を撤回して欲しい

そして、ここに来て、こんなニュースも飛び込んできましたので、是非こちらの記事もあわせてお読みください。

パチンコくぎ曲げ 書類送検(産経新聞)

この記事を見ればお分かり頂けるように、パチンコというのは、クギを勝手にいじったら違法なんです。パチンコ屋さんには不正改造台が広く出回っている、っていうんですから驚きですよ。警察庁には、もうガンガン取りしまって頂きたい!と思います。

もう芸能界やTV業界もいい加減に身びいきはやめて下さいよ!と申し上げたいですね。

ギャンブルで失敗した、バドミントンや野球選手を再起不能まで叩きのめすなら、この不正改造に加担し、版権ビジネスで数十億もの版権料を得ている、芸能人についても報道するとか、不正改造台が店から全面撤去されるまでは、パチンコのCM放送は禁止するとか、パチンコ番組は取りやめるとかですね、
きちんと対応して頂きたいものです。

先日、業界人に話を聞いたら、パチンコの営業ってのもすごいらしいですね。
有名人なんか15分位顔を出すだけで、150万円とか貰えるのだとか。売れない芸能人とか、のりPみたいに不祥事で干された芸能人なんかには、たまらない資金源になってるそうです。

そのお金も我々、特に家族からむしり取られたお金ですからね、しかも不正改造の違法で!腹が立つったらないですよホンマ。それでもってギャンブル依存症対策費は出さない訳ですしね。

って言うと相も変わらず「リカバリーサポートを設立し・・・」って言ってますけど、
悪いけど電話相談なんて、どこでもやってるし、(しかもそれだけじゃたいした効果出ない)
そもそもそのお金だって、対策費としては市場規模から鑑みたらケタが違いますよね。

ギャンブル依存症者については、「恐いですね~」「違法はダメ」なんて、清廉なことを言いながら、片や自分たちは、違法に加担して大儲けしているって、この国の芸能人やTVマンには、良心がないのか?って思います。
TV離れが加速する訳ですよね。真実なんか全然報道されないんですもん。

かと言ってネット世界のユーザーも、自分で発信せずに、匿名でへんてこりんな批判ばっかりしてる人も多いし、今って時代の過渡期なんでしょうか。時々、あまりに的外れな批判を読むと、「読解力なさすぎでしょ~、国語の勉強したら?」と突っ込みたくなります。

ギャンブル依存症者をぶっ叩くのはもういい加減にして頂いて、この国の胴元たちのモラルのなさや、いきすぎた利益追求、さらにはそのお金に群がる節操のない芸能人やプロダクションTV番組、こういったことにきちんと向き合ってくれる報道マンはいないのか?と、ついつい嘆きたくなります。

野球賭博の暴力団だけじゃないですよ、よっぽどこの国の仕組みの方が罪深いと思います。
あと何人死ねば、あと何人家庭が崩壊すれば、あなたたちは、有り余るほど持ってるお金を、さらに欲しがることがやめられますか?と聞きたいですね。

それと、もちろん自分の発信力のなさ、まだまだ努力不足な点は重々認めてますけど、私も精進して参りますので、少しでも発信が上がるように、応援して下さい。チェンジオルグや10万人署名にもどうかご協力下さい。
本当に私がもっと力があればなぁ・・・と、いつも自分の力不足を痛感します。

最近はツイッターも頑張ってますが、なかなかフォロワーも増えないですしね。
まぁツイート数もまだまだ少ないですけど。うちの娘なんて、フォロワー3000人もいるらしいですからね。
「ももちゃん、リツイートどんくらいされるの?」と聞くと、「う~ん、一番された時で1000位かなぁ?」なんて言っててんビックリ仰天ですよ。私なんてフォロワー1600、リツイートだってせいぜい300台ですからね~。
まっ!娘は「キスマイ用アカウント」らしいですけど。母の社会活動は、娘のジャニーズファン活動の足元にも及ばず・・・とほほです。

まぁ、嘆かずに、あきらめずに頑張るっきゃないですけど!

そうそう最近益々色んな人に「嫌がらせとかないの?」とか、「身の安全は大丈夫?」なんて聞かれ心配されますけど、そんなのは全然ないですからご心配なく。

だって~正攻法のガチンコ勝負ですから、文句の言われようがないじゃないですかぁ。
そもそも全く相手にされてないですよね。この巨額マネーの前じゃ。どんだけ問い合わせたって、質問状出したって、結局シカトされてますから(笑)

でも、あのシカトが私を本気にさせましたね。
「あっそう!違法行為でも詫びる気もなきゃ、改善する気もなきゃ、依存症者に対して、結局むしり取るだけ、むしり取ろうってのね!」って私の魂を熱くさせました。

私がやんなきゃ、誰がやる!ってな思いもありますしね。

まだまだ、こっから先色んなこと、直球勝負を考えてます!

昔、「蜂のひと刺し」って話題になりましたけど、私も、蟻の一穴!雑草魂を見てろよ~って思ってます。
あのおばさんも変わってましたけど、このおばさんも変わってますからね。

依存症者が自分を信じられるようになると、やっぱ強いわ~とつくづく実感しております!


編集部より:この記事は、一般社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表、田中紀子氏のブログ「in a family way」の2016年5月3日の記事を転載しました(見出し、本文の一部をアゴラ編集部で改稿)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「in a family way」をご覧ください。