37歳になりました

もはや、愛娘に「けもじゃらのおっさん」扱いされる年になってしまいました。
そういう意味で、誕生日は全く感慨深くなく、むしろ毎年やってくる厄介な借金取りのような存在です。できれば気づかずに、通り過ぎていてくれれば良いのに、と。

しかしそんな誕生日も、「悪くないな」と思うのは、仲間達が祝ってくれるからです。

今年は、フローレンスを卒業した学生インターン達が、マジックバーに集ってくれたり。(マジックが半端なさ過ぎて、近況報告がほとんどできなかった、というトホホさはありますが)

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また、オフィスに帰ったら、急に羽交締めで目隠しされて、着ぐるみ着せられて、何かと思ったらピカチュウになっていて、ポケモンGOをモチーフにボールをひたすらぶつけられる、という趣向を凝らしたお祝いを社員にしてもらいました。
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そして、まるでポケモンと関係ないですが、顔面にケーキをぶつけられました。食用でないと、目に入ると本当に見えなくなるので注意です。
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37歳は、こうした素晴らしい仲間達と共に、社会に新たな変革を起こしていきたいと思います。フローレンスの事業においては、

障害児保育園ヘレンを世田谷区経堂、江東区東雲、渋谷区と広げ、医療的ケア児のもう一つの家を創っていく

・日本では非常に珍しい「シチズンシップ保育」を掲げた、「みんなのみらいをつくる保育園」を創設
・保育者が最も幸せに働ける、先進的な職場づくり
・養子縁組あっせん法、小規模保育の全年齢化、訪問看護の居宅縛りを外す、ひとり親の養育費を取り立てしやすくすること、休眠預金の活用による新たな再配分等、政策提言

等、もろもろのことを仕掛けていきたいと思います。

さらに、新公益連盟であるとか、全国小規模保育協議会全国医療的ケア児者支援協議会日本こども縁組協会、こどもの貧困イニシアチブなどなど、自団体だけでなく、横で繋がってさらに大きいインパクトを起こす、という活動を最近してきたので、そういう変革の輪をもっと広げていきたいと思います。

私生活において、悔いのないように子育てに全力を尽くしながら、仕事では経営者として400人の社員と共に、出すべき成果を出す、というハードモードな人生を、愛する人々と笑ってやっていけたら幸せなんだろうな、と。

相変わらずコミュニケーションは苦手ですが、みなさんどうぞよろしくお願い致します。


編集部より:この記事は、認定NPO法人フローレンス代表理事、駒崎弘樹氏のブログ 2016年9月19日の投稿を転載させていただきました。駒崎さん、誕生日おめでとうございます。オリジナル原稿をお読みになりたい方は駒崎弘樹BLOGをご覧ください。