蓮舫は未だ二重国籍?手持ち書類も出さぬ不思議

八幡 和郎

すでに『蓮舫氏の二重国籍解消で判明した点と未解決問題の整理』で論じたように、蓮舫さんの弁明のほとんどは、かなりの点について事実関係の正否をあきらかにしておらず、ほとんどの事柄について日付がなく、国籍取得の日を除いて証拠書類はない。

そのほとんどのケースについて、証拠書類は蓮舫さんが手持ちであるか、容易に入手できるものだ。しかも、事実関係について言い分は変遷している。そうであれば、証拠書類がない事柄については真偽は不明としかいいようがない。

つまり、台湾国籍離脱についてすら、証明書を蓮舫さんは持っているにもかかわらず公開していない以上、本当に離脱したかどうかは不明というべきだ。

プライバシーを理由とするつもりかもしれないが、ほとんどはプライバシーと関係ないし、国籍取得については、祖父、母、兄、弟の分もふくめて公開しているのだし、家族について公開したくない事項は黒塗りにでもすれば良いことで理由にならない。

『民進党員の皆様へ』

本問題について事実関係を蓮舫代表が証拠書類を添えて速やかに説明するように要請すべきではないか。起きたことについて厳しいと評価するかしないかはともかく、事実関係が明らかに出来るにもかかわらず、これ以上、引き延ばすことは、民進党にとって何の利益もない。現状の蓮舫代表の言い分にそって擁護してもいつ嘘と言うことになるか分からないし、そういう場合は、真相究明を求めなかった党員の責任でもある。すみやかに、事実を明らかにし、そのうえで、代表続行かどうか決めないと、民進党にとって最悪のタイミングで改選総選挙となるだろう。

 

※参考:蓮舫氏二重国籍解消で判明した点と未解決問題の整理(9月27日時点)

①蓮舫氏は1967年11月28日に中国人の父と日本人の母の間に東京で生まれた
・・・書類なしだがほぼ確実

②当時の国籍法の規定により台湾籍となり謝蓮舫と称す

③国籍法改正のために1985年1月21日に日本国籍取得
・・・書類の一部がYahoo!ニュースに掲載されたことはある。確実ではないが事実の可能性は比較的高い

④台湾代表処に③を報告する
・・・蓮舫氏は国籍離脱届けだったと思ったが(あり得ず)内容不明とするが、日本国籍取得の届け出か。時期は③と同日ないし遠くない時期だが書類なしで真偽不明。

⑤日本の区役所での国籍選択宣言
・・・過去には18ないし19歳で行ったと推測できるようなことをいっていたが今回はしたかどうかも曖昧。日付は言及せず。もちろん証明書なし。

⑥台湾の代表処での国籍離脱手続き
・・・したかどうかも含めて記憶が曖昧だったが今回していないことが判明

⑦台湾代表処への9月6日申し入れ
・・・・台湾籍が残っているかどうかを調べ、残っていたら離脱したいむね書類を揃えて申請。秘書がマスコミに目撃される。ただし、相談申請の内容は書面では示さず不明(パスポートなど含まれていたと主張)

⑧台湾代表処から9月12日に国籍が残っていたと通知
・・・書面で示されず真偽不明

⑨台湾代表処から国籍喪失が9月23日に認められたと通知
・・・書面で示されず真偽不明。来年になると台湾の官報に掲載される可能性

⑩9月23日に喪失証明をもって区役所に届け出
・・・国籍選択をしていなかったので改めてした可能性が高いがそれ以外の可能性も完全には排除されず。いずれにしても証明されず真偽不明

⑪台湾パスポートは最後はいつが最終期限だったのか。最後に使ったのはいつか。
・・不明

⑫中国留学時にすべての機会において台湾人としての権利行使をしなかったか。台湾人であるほうが様々の料金が安いが。
・・・不明

⑬自分の戸籍(原戸籍を含む)に記載されている台湾籍についての内容を見たことがないのか
・・・あたかも皆無であるかのように主張しているが不自然

⑭父親の戸籍
・・・見たことがなく台湾籍だったかどうかも不明とYAHOOインタビューで語っているが現在でも同じ主張か

⑮日本のパスポートで台湾や中国に出入国していたならパスポートで証明できる。若い頃も含めて知りたい
・・・古いパスポートも普通は残しているはず