三木谷浩史 + 三木谷良一『競争力』を読んで感じたこと

2016年10月13日 06:00

全国初!楽天×長島大陸のコラボレーション。

をきっかけに、楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長と三木谷氏の父である経済学者良一氏の対談『競争力』を読みました。

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三木谷さん、飛ばしますねぇ。

もちろん全て意見が一致するわけではありませんが、多様性と受容性が重要性だということは、自治体経営に携わりながら僕も痛感しています。

●優秀な外国人が日本に行きたいと思っても、日本に職がないのです。なぜかと言うと、英語はしゃべれるが日本語をしゃべれないからです。(104ページ)

●産業競争力会議でも、経済成長のために設備投資減税が話題になったのですが、それはずいぶん前の発想でしょう。競争力という観点で重要なのは設備投資ではなくて、やっぱり知的財産だと思います。世界のベスト&ブライテスト、最高の知恵と聡明さを持った人たちがどうやったら日本に来てくれるかという発想に切り替えないといけません。(104ページ)

●(相撲は)スピードも技もモンゴルが上ですから、どうやったら彼らに勝てるかと必死になって猛稽古をして初めて、日本人のレベルも上がるわけです。
スポーツだけでなく、外国人をどうやって日本に惹き付けるかというのは、きわめて重要な問題だと思っています。楽天の外国人技術陣だけでなく、日産のカルロス・ゴーンもそうですけれども、日本好きを増やさなければいけない。(205・206ページ)

かつては「楽天の社内英語公用化」について、日本企業がそこまでしなくても・・・というように考えていましたが、三木谷さんの一貫した哲学、楽天の経営において合理的であることもよく分かりました。

好き嫌いはあると思いますが、一度は読んで損しない本だと思います。僕もスペインやデンマークでの意見交換、そしてこの本も踏まえ、久しぶりに英会話を勉強することにしました。

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編集部より:この記事は、鹿児島県長島町副町長、井上貴至氏のブログ 2016年10月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『「長島大陸」地方創生物語~井上貴至の地域づくりは楽しい~』をご覧ください。

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井上 貴至
鹿児島県長島町副町長(総務省から出向)

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