【更新】蓮舫代表はなぜ27年間も違法状態を続けたのか

2016年10月18日 16:42

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きょうの記者会見で金田法相は、一般論として「[22歳の]期限後に日本国籍の選択宣言の届け出を行った場合は、それまでの間、国籍法上の国籍選択義務に違反していた事実がなくなるものではない」と述べた。蓮舫代表が1985年に17歳で日本国籍を取得した後も、22歳になった1989年から今年まで27年間、「義務に違反した状態」だったわけだ。

これまでの「18歳で籍を抜いた」とか「中共の国籍法で中国国籍は自動的に抜けた」とか「戸籍法106条にのっとって国籍離脱の手続きをしている」とか蓮舫氏の二転三転した弁解は、すべて嘘だった。

最後の「法務省から今は違法状態ではないとの文書をいただいた」という言い逃れも、きょうの法相会見でくつがえされた。今ごろ国籍選択を宣言しても「それまでの間、国籍法上の国籍選択義務に違反していた事実がなくなるものではない」。泥棒が27年後に盗品を返しても、泥棒したという事実はなくならないのだ。

これで国籍法の問題は決着がついたが、奇妙なのは彼女がこんな初歩的な(しかも自分のアイデンティティにかかわる)違法行為に、なぜ27年間も気づかなかったのかということだ。「父がすべてやったので知らなかった」というのは嘘で、90年代にも「私は二重国籍」とか「在日の中国国籍」などと発言しており、二重国籍の事実は知っていたと思われる。

ただ選挙公報に「台湾籍から帰化」などと書いているのは、帰化と国籍取得と国籍選択を混同していた疑いが強い。それをたびたび公言していたことをみると、国籍法で二重国籍を禁止していることを知らなかったと思われる。

これはほとんどの人が知らないので無理もないが、国会議員に立候補するとき調べればわかったはずだ。このような「違法性の錯誤」は、彼女が芸能人だったときはいいが、日本国籍か台湾国籍か選択しないで経歴を詐称して立候補したことは、国会議員として許されない。

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池田 信夫
アゴラ研究所所長 SBI大学院大学客員教授 学術博士(慶應義塾大学)

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