民進党の初鹿議員“居眠り”の原因が夜遊びとは

足立 康史

12月14日、正確には15日未明、国会議事堂を舞台にした「プロレスごっこ」恒例のサル技「不信任決議案」が否決され、今年の国会は事実上の幕を閉じました。そして、その後も残っていた最後の課題が、昨日22日の衆院議運委(議院運営委)で話題になりました。私への4度目の懲罰動議についてです。

15日未明の不信任決議案に対する反対討論で私たち維新は、次のように訴えました。

①「我が党の足立康史議員に対し、民進党は今国会において4回目の懲罰動議を衆議院に提出しました。足立議員が質問に立った総務委員会でも外務委員会でも、民進党の筆頭理事を含め理事会が問題なしと判断している…」

②「…にもかかわらず、議員にとって極めて重大な意味を持つ懲罰動議を軽々に提出したことは誣告にあたり、国会法にも違反する暴挙であります。民進党の度重なるレッテル貼り、揚げ足取り、そして懲罰事犯のでっち上げに厳重に抗議するとともに、同党提出の無意味な内閣不信任案に断固反対する…」と。

これに対し、昨日22日の衆院議運委に先立って、民進党の泉健太筆頭理事は、「懲罰動議を軽々に提出した」という発言について、「軽々に」と断じるような発言は(本会議に)相応しくないから削除、「国会法にも違反する」や「懲罰事犯のでっちあげ」という言葉も事実に反するから削除せよと言うのです。

まあ“大政党”である民進党が議事録から削除しろ、と言うなら、いいですよ、と党として削除には応じましたが、それなら、何が懲罰事犯なのかハッキリ説明しろよ!と言いたいですね。説明もなく懲罰動議を乱発して、「軽々に」じゃない!、とか、「でっちあげ」じゃない!、とか、本当にアホなことです。

そして一番腹が立ったのは、「国会法にも違反する」の削除です。しかし、国会法が規定する3日以内に懲罰事犯が見当たらないんだから、国会法違反は明確です。政府与党に「憲法違反!」というレッテルを貼りまくってきた民進党が、ひとたび「法律違反!」と指摘されたら反論もなく削除要求を出してくる。

私は、年明けからの国会審議や憲法審査会で民進党委員が一言でも「憲法違反」だとか「立憲主義の破壊!」とかレッテル貼りをしてきたら、ひとつ残らず、議事録の削除要求をしていこうと思います。「法律違反!」がアカンのやったら「憲法違反!」はもっとアカンというのが私の理屈、おかしいでしょうか。

とにかく、民進党は、蓮舫代表はじめ嘘つきの集団です。そして、福島沖で地震があった日の衆院原子力特委で居眠りばかりの初鹿議員を注意したことがありましたが、まさか夜のホテル街で女性を口説いていたとは知りませんでした。嘘つきと下劣な議員が執行部を占める民進党からの懲罰動議は私の誇りです。

なお、11/22衆院原子力特委での私の発言「朝の(福島沖)地震を受けて…初鹿委員も恐らく朝から心労が多くて…居眠りをしてしまったんだと思います…」については、「朝から(地震に係る)心労が多くて」の部分を「昨日の夜遊びが過ぎて」に修正すべく衆議院に修正依頼をしておきたいと存じます。


編集部より:この記事は、衆議院議員・足立康史氏の公式ブログ 2016年12月23日の記事を転載させていただきました(アイキャッチ画像はWikipediaより引用)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は足立氏のブログをご覧ください。