シェフに聞いた!世界のバレンタインデー事情について

2017年01月19日 06:00
写真:ケンズカフェ東京にて撮影

写真:ケンズカフェ東京にて撮影

2月14日 のバレンタインデーは「男女が愛を誓う日」である。その変遷は古く、古代ローマ時代までさかのぼることができる。当時は兵士の士気が下がらないように、結婚を禁じていた。バレンタインデーは私たちが考えているような「男女が愛を誓う日」として成立したものではなかったようだ。

今回は、ケンズカフェ東京(東京・新宿御苑前)の氏家健治シェフ(以下、氏家)に、世界のバレンタイン事情について聞いた。同店のガトーショコラは、フジテレビ「有吉くんの正直さんぽ」、TBS「ランク王国」、日本テレビ「ヒルナンデス! 」「おしゃれイズム」「嵐にしやがれ」などで紹介されたことがあるので、ご存知の方も多いことだろう。

■バレンタインの演出で男の甲斐性が決まる

――バレンタインデーには悲しいエピソードがある。キリスト教の聖職者である、聖ヴァレンティヌス(Valentinus, – 269年2月14日)は、結婚を望む兵士たちのために結婚式を執り行ったために投獄され処刑された。

投獄された際、看守の娘(アステリオ)は目が見えなかったが、ヴァレンティヌスがアステリオに花を贈ったところ目が見えるようになった。処刑の前日に宛てた手紙には「あなたのヴァレンティヌスより」と記載されていた。看守とアステリオはその後、キリスト教に入信する。殉教の日(2月14日)を聖ヴァレンティヌスの名前をとって「バレンタインー」と称したというものである。

「その後、聖ヴァレンティヌスは『愛の守護聖人』として信仰されるようになりました。バレンタインデーが、いまのようになったのは、14世紀~15世紀のヨーロッパ(イギリスやフランス)と言われています。シェークスピアにも聖ヴァレンタインの日として紹介されています。」(氏家)

「ヨーロッパでは、バレンタインデーにあわせて、男性から女性に花を贈る文化があります。カードにメッセージと花を添えるのが一般的で、求愛の大切なイベントです。」(同)

――なお、バレンタインデーの演出やエスコートは男子の甲斐性が判断される重要な機会と考えられている。

「男性は、女性を喜ばせるためにロマンティックな演出やプランが必要です。素敵なレストランをチョイスしてワインを抜き、小さなプレゼントやバラなど素敵な花を用意します。バレンタインデーにおいて最も重要なものは『花』です。プレゼントよりも花が重視されます。そのスタイルはとても情熱的です。」(氏家)

「ドラマや映画で、花が職場や家に贈られるようなシーンがありますが、海外では決して珍しい光景ではありません。日本で職場に花を送ることはないと思いますが。」(同)

――贈る花は、バラが一般的のようだが、最近はアレンジを加えたものも増えているようだ。購入するなら、フラワーショップで相談しても良いだろう。

■各国のバレンタインデー事情はユニーク

――次に各国のバレンタインデー事情について聞いた。

「発祥の地であるイタリアでは、『サン・ヴァレンティーノ(恋人たちの日)』と呼ばれています。お互いの愛を確認する大切な日とされています。フランスは、男性から女性に愛情を込めたプレゼントを贈ります。美味しい食事やワインも欠かせません。アメリカやドイツも男性から女性にプレゼントを贈ります。いずれも『愛の日』として考えられていて、プレゼントに花を添えます。」(氏家)

「変わったところでは、スイスは、恋人同士や夫婦がお互いに花を贈ります。恋人からの花がない場合は失恋を意味します。フィンランドは、『ユスタヴァンパイヴァ(友達の日)』として恋人以外の友達や家族にカードを贈ります。」(同)

――バレンタインデーの定番であるチョコレートはどうなのか。

「オーストラリアも『愛の日』を意味しますが、チョコレートを添えるのが一般的です。そう考えると、チョコレートを贈る習慣があるのは、日本、オーストラリア、アメリカになります。日本は女性が男性にプレゼントするためのイベントとして考えられていますので、少々異なるかも知れません。」(氏家)

――他にも日本独自の風習がある。義理チョコ、本命チョコなどは日本以外には存在しない。この機会に、バレンタインデーの歴史に思いをはせてみよう。バレンタインデーはチョコレートの消費が1年で最も多くなるイベント。夫婦、恋人、仕事関係の人に感謝をする意味を込めて用意したいものである。

なお、1月24日から日本全国のファミリーマート・サークルK・サンクスにて、ケンズカフェ東京監修スイーツが発売されるとのことだ。関心のある方はお立ち寄りいただきたい。

尾藤克之
コラムニスト

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